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2013年11月17日 (日)

ティーレマン/ウィーン・フィル(2013/11/17)

2013年11月17日(日)16:00
サントリーホール

指揮:クリスティアン・ティーレマン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ウィーン・フィルハーモニー・ウィーク・イン・ジャパン2013
クリスティアン・ティーレマン指揮
ベートーヴェン 交響曲チクルス

ソプラノ:エリン・ウォール
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
テノール:ミヒャエル・ケーニヒ
バリトン:ロベルト・ホル
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン楽友協会合唱団

ベートーヴェン:交響曲第8番
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」

8番は前プロの序曲ですかい?
「あれ、こんなもん?」と思った前半の印象を、徹底的に覆す第九の充実、凄演。
オケが解散した後のカーテンコール4回。
恐れ入りましたとしか、言いようがございません。

前半の客席からの拍手は、お義理気味の拍手でしたよね、終わってみれば。

個人的体調により、集中できたとは言い難いのですが、この空気を吸うことが出来ただけでも大満足。
もっと凄いウィーン・フィル、もっと凄いティーレマン様があるのかどうかは存じ上げませんが、私はもう、これにて恐れ入りました。

私のウィーン・フィルの生演奏の鑑賞体験は数えられるほどしかありません。
これまでの体験では、高額チケットに舞い上がってしまった自分が悪いのか、本当に「凄い!」と思ったことはほとんどありません。
(ゼロではありませんが。)
むしろ歌劇場管弦楽団としてピットに入ったの時の方が、凄い!素晴らしい!と思ったことが多いくらい。

この日も前半の第8番は、尻上がりに良くなっていきましたし、決して文句を言うような低レベルの演奏ではありませんが、「あれ?こんなもん?」と思ったことは事実です。
8番という曲に期待したのが間違いなのだろうか?…などと言ったら、こんどはベートーヴェン様に失礼かな。
でも、この指揮者の名前と、オケの名前のブランド・イメージからして、8番だって期待したくなるじゃございませんか。
いや、決して気の抜けた演奏ではなかったのですよ。
でも、後半を聴いてしまってから振り返ると…。

後半の第九が始まったとき、あれ?音が変わった!と思ったのは私だけでしょうか?
もちろん、前半は合唱のエリアがぽっかり空いた配置でしたから、物理的にも音響が変わったかもしれませんが、それにしても、この音の溶け合い具合と広がり…。
その溶け合った美しい音が、押し寄せては返す様に、ただただ浸るのみ。
どこがどうだったか、よく覚えていません。
日本の年末第九を卑下する意図は全くありませんが、第4楽章の歓喜の歌の崇高なこと!

第九の、特に第4楽章の格調の高さは、憧れていたものにようやく出会った…と言ったら言い過ぎでしょうか?
いや、私個人にとって、ウィーン・フィルの生演奏の鑑賞で、初めて心の底から、ああ、生きていて良かったと思いました。

前半でも後半でも、微妙な一部奏者の音の飛び出しとかはあったような…。
でも、前半のそれと、後半のそれは、全く印象が違います。
後半のそれは、大河のうねり(かなり急流)の中での出来事、無問題。

そして、オケとコーラスの響きの均質性にも驚嘆。
独唱すら、突出せずに全体融和の一要素。
素晴らしい、美しい、崇高、…。

…というわけで、細かいことは全く覚えておらず、十分に集中出来たわけでもなく、ウィーン・フィルの生演奏の鑑賞体験もたいして多くないのに、舞い上がって駄文を垂れ流し、大変失礼いたしました。

ちなみに、この演奏会のチケット、なぜすぐにぴあのシステムにつながって、最安席が買えたのか、いまだに謎です。
なんとなく思い当たる節もないわけではありませんが、いつもその経路がつながりやすいわけでもありません。
門前払いの方がはるかに多いです。
偶然の幸運でしょうかね。

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