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2013年12月20日 (金)

インバル/都響(2013/12/20)

2013年12月20日(金)19:00
サントリーホール

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(第763回定期演奏会Bシリーズ)
ヴァイオリン:庄司紗矢香
ソプラノ:イルディコ・コムロシ
バリトン:マルクス・アイヒェ

バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
ハンガリー民謡より
(アンコール)
バルトーク::歌劇「青ひげ公の城」

「悲劇的」より刺激的!
インバルさまのマーラーでは、最近あまり目立たないシャープなサウンド、炸裂!
「青ひげ…」の前に、紗矢香様の2番が前半とは贅沢三昧!です。

私としては、3.11で中止になった演奏会の中で一番残念だった演目です。
2日連続で聴きたかったのですが、体調を考慮して1日のみの鑑賞に自重。
「東京文化会館ではどう響いたんだろう?」と思わなくもないですが、まずは1日だけでも、聴けたことを感謝すべきでしょう。

まずは、庄司紗矢香様の協奏曲第2番。
外来オケの演奏会などでは、まず聴けない曲。
紗矢香様の演奏でこの曲が聴ける幸せ。
太めの筆でたっぷりと鳴らしながら、全く不安定にならない音程(←絶対音感など持ち合わせていないのに、偉そうにすみません)。

都響の安定感はいつものことですが(と偉そうに言うほど、今年は聴けてませんが)、インバルさまのマーラーなどで最近マイルドに聴こえることもあるサウンドとは違って、今日は鋭い音が炸裂する場面多数。

紗矢香様の“音”がたっぷり40分近く聴けて、アンコールまで弾いていただいて、前半が終った時点で満腹に近い満足感ですが、後半にまだ聴きものが控えているという贅沢。
都響さん、大盤振る舞い!

「青ひげ公の城」は、歌手については私は“反対側”での鑑賞だったので断言は出来ませんが、青ひげはもう少し凄みが欲しいような気もしましたし、ユディットは声に貫禄があり過ぎるような気も…。
まあ、欲を言えば…の好みの問題ですが…。

オケの音は、前半の協奏曲同様に、シャープな音が炸裂。
ただ、尻上がりに音が溶け合って、ややマイルドな聴感になっていったような気がしましたけど、私の気のせいですかね?
まあ、文句を言ったらバチがあたります。

ちょっと驚いたのは、私はP席で聴いていたにもかかわらず、オルガンの前のバンダの音がステージ上の音とほどよく溶け合って、極上の天然サラウンドで聴こえたこと。
よくぞここまでバランスをとりましたね…。
私はいつも安い席が多いので、バンダがここまでバランス良く聞こえるのは、あまり経験がないのです。

マーラーとブルックナーとベートーヴェンだけ指揮者ではないインバル様。
3.11で中止になった演目を、よくぞ「復活」させてくれて、感謝、感謝。
2日とも券を持っていたのに、偉そうに間引き運転で1日だけ聴いて、すみませんでした。

20131220

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コメント

インバル=都響はやはりこうだよね、という期待を更に上回る、素晴らしい演奏でしたね。(姉さん女房と線の細い夫という感じのユディット=青ひげには苦笑でしたが。)庄司さんの圧巻のヴァイオリンと言い、今年を締めくくる大満足の一夜でした。
少し早いですが、来年もブログを楽しみにしています。良いお年を。

投稿: 黒猫 | 2013年12月21日 (土) 22時29分

黒猫様
「姉さん女房と線の細い夫」は、やはりそう感じられましたか!(笑)
にしても、聴きものが2つ並んだ、豪華な演奏会でしたね。
いつも嬉しいコメント、本当にありがとうございます。

投稿: 稲毛海岸 | 2013年12月21日 (土) 22時43分

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