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2014年12月の11件の記事

2014年12月29日 (月)

2014年を振り返って(2)聴いた回数ランキング

【聴いた回数ランキング・指揮者編】(3回以上)

■飯守泰次郎(4回)(日付順)
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2014/04/15
 東京フィルハーモニー交響楽団2014/06/17
 新国立劇場「パルジファル」2014/10/08
 新国立劇場「パルジファル」2014/10/14

■ジョナサン・ノット(4回)日付順
 東京交響楽団2014/04/20
 東京交響楽団2014/04/26
 東京交響楽団2014/12/07
 東京交響楽団2014/12/13

■ダニエル・ハーディング(4回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2014/05/01)(公開リハーサル)
 新日本フィルハーモニー交響楽団2014/05/02
 新日本フィルハーモニー交響楽団2014/11/02
 新日本フィルハーモニー交響楽団2014/11/08

■エリアフ・インバル(3回)日付順
 東京都交響楽団2014/03/08
 東京都交響楽団2014/03/17
 東京都交響楽団2014/7/21

■シルヴァン・カンブルラン(日付順)(3回)
 読売日本交響楽団2014/04/17
 読売日本交響楽団2014/11/29
 読売日本交響楽団2014/12/04

■ユベール・スダーン(3回)日付順
 東京交響楽団2014/03/22
 東京交響楽団2014/03/29
 東京交響楽団2014/03/30

■インゴ・メッツマッハー(3回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2014/07/19
 新日本フィルハーモニー交響楽団2014/09/29
 新日本フィルハーモニー交響楽団2014/10/04

■アレクサンドル・ラザレフ(3回)日付順
 日本フィルハーモニー交響楽団2014/03/14
 日本フィルハーモニー交響楽団2014/05/30
 日本フィルハーモニー交響楽団2014/10/24

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2014年を振り返って(1)総まとめ

【国内オーケストラ編】(50音順)

■NHK交響楽団(日付順)(2回)
 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット2014/09/28
 指揮:ロジャー・ノリントン2014/10/25

■新日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)(11回、公開リハーサルを含む)
 指揮:ヴォルフ=ディーター・ハウシルト2014/01/25
 指揮:準・メルクル2014/03/15
 指揮:上岡敏之2014/4/19
 指揮:ダニエル・ハーディング2014/05/01)(公開リハーサル)
 指揮:ダニエル・ハーディング2014/05/02
 指揮:十束尚宏、小澤征爾2014/05/08
 指揮:インゴ・メッツマッハー2014/07/19
 指揮:インゴ・メッツマッハー2014/09/29
 指揮:インゴ・メッツマッハー2014/10/04
 指揮:ダニエル・ハーディング2014/11/02
 指揮:ダニエル・ハーディング2014/11/08

■東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(日付順)(1回)
 指揮:飯守泰次郎2014/04/15

■東京交響楽団(日付順)(13回、オペラを含めて14回)
 指揮:ユベール・スダーン2014/03/22
 指揮:ユベール・スダーン2014/03/29
 指揮:ユベール・スダーン2014/03/30
 指揮:ジョナサン・ノット2014/04/20
 指揮:ジョナサン・ノット2014/04/26
 指揮:マーク・ウィグルスワース2014/07/06
 指揮:サントゥ=マティアス・ロウヴァリ2014/10/05
 指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ2014/10/12
 指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ2014/10/19
 指揮:秋山和慶2014/11/30
 指揮:ジョナサン・ノット2014/12/07
 指揮:ジョナサン・ノット2014/12/13
 指揮:秋山和慶2014/12/27

 ※新国立劇場「死の都」
  →【オペラ編】指揮:ヤロスラフ・キズリング
2012/03/21

■東京都交響楽団(日付順)(12回)
 指揮:エリアフ・インバル2014/03/08
 指揮:エリアフ・インバル2014/03/17
 指揮:ロベルト・ミンチュク2014/04/08
 指揮:マルク・アルブレヒト2014/06/01
 揮:ヤクブ・フルシャ2014/06/24
 指揮:エリアフ・インバル2014/7/21
 指揮:マルク・ミンコフスキ2014/08/03
 指揮:マーティン・ブラビンズ2014/10/20
 指揮・ピアノ:ロバート・レヴィン2014/11/15
 指揮:大野和士2014/12/08
 指揮:大野和士2014/12/09
 指揮:大野和士2014/12/13

■東京フィルハーモニー交響楽団(日付順)(2回、オペラを含めて6回)
 指揮:アルベルト・ゼッダ2014/05/16
 指揮:飯守泰次郎2014/06/17

 ※新国立劇場「ヴォツェック」
  →【オペラ編】指揮:ギュンター・ノイホルト
2014/04/11
 ※新国立劇場「パルジファル」
  →【オペラ編】指揮:飯守泰次郎
2014/10/08
  →【オペラ編】指揮:飯守泰次郎2014/10/14

■日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)(7回)
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2014/03/14
 指揮:山田和樹2014/04/25
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2014/05/30
 指揮:ピエタリ・インキネン2014/06/27
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2014/10/24
 指揮:ピエタリ・インキネン2014/11/14
 指揮:外山雄三2014/12/05

■読売日本交響楽団(日付順)(7回)
 指揮:クリスチャン・ヤルヴィ2014/03/23
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2014/04/17
 指揮:小林研一郎2014/04/27
 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ2014/10/11
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2014/11/29
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2014/12/04
 指揮:レオポルト・ハーガー2014/12/23

【国内オペラ編】(五十音順)

■新国立劇場(日付順)(3回)

 「死の都」(コルンゴルト)
  指揮:ヤロスラフ・キズリング
2014/03/21
  →【国内オーケストラ編】東京交響楽団

 「ヴォツェック」(ベルク)
  指揮:ギュンター・ノイホルト
2014/04/11
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「パルジファル」(ワーグナー)
  指揮:飯守泰次郎
2014/10/08
  指揮:飯守泰次郎2014/10/14
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

【室内楽・器楽曲編】(日付順)

■庄司紗矢香(Vn)&メナヘム・プレスラー(P)2014/04/12
■児玉桃(P)2014/05/04
■マリオ・ブルネロ(Vc)&児玉桃(P)2014/11/09

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2014年12月27日 (土)

秋山和慶/東響(2014/12/27)

2014年12月27日(土)14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮&チェンバロ:秋山和慶
東京交響楽団

(名曲全集第103回)
ヴァイオリン:神尾真由子(遅れていったため未聴)
ソプラノ:安井陽子
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:与儀巧
バリトン:萩原潤
合唱:東響コーラス

ヴィヴァルディ:「四季」~春&冬(遅れていったため未聴)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
蛍の光(アンコール)

第九に関しては、前半は、秋山さんにしては??という印象もありましたが、尻上がりに良くなったような気もしますし、恒例のアンコール、蛍の光では、不覚にも目がうるうるしてしまいました。
公演を重ねたた後のサントリーホールでの主催公演の方を聴けば良かったという思いは残りますが、文句を言ったらバチがあたるでしょう。

「第九と四季」…正確には、同プロの「名曲全集」です。
独唱者も一部違うのかな。
私としては、この日の安井陽子さんで、なんの不満もないのですが…。

第1楽章より第2楽章、第2楽章より第3楽章と、楽章が進むにつれて音が溶け合い、客席まで浸透するようになっていったような…。
第1楽章で、あれ?音が来ない??…と。
金管の「やや強奏」も、ピリオドではない秋山さんらしくないような??
ミューザの音響、ステージ上のレイアウトのせいかな?とも思いましたが、それにしては…??
私の気のせいですかね?

秋山さんと東響の「第九」、私は2年ぶりとは言え、サントリーで聴くのとずいぶん印象が異なり、秋山さん、少し演奏スタイルが変わったのかな?とすら思いましたが、最後まで聴いてみると、おそらく、そうではないだろう、と思った次第。
第3楽章以降は、あまり違和感は感じずに聴けました。

独唱が出てきて、東響コーラスが出てくれば、あとは安心??
恒例のアンコール「蛍の光」の途中で、MS:清水華澄さんが後方席側を向いて歌ってくださるのもいつもの通り。
私の席の側も向いて下さった華澄さんのお顔を見たら、うるうるしてしまいました。
そして、最後、ステージ上の光が徐々に落とされ、ペンライトによる光りの演出。
私は何回も経験していて、わかっていることですが、私の席の周囲では、涙を拭いているご婦人が何人もいらして、私も、やっぱり、うるうるしてしまいました。

それでも、やっぱり、特に第1楽章に関しては、サントリーの方を聴けば良かった…という思いは覆らず…。
もっとも、この公演の後、私は少し体調を崩しまして、2014年最終鑑賞の予定だった演奏会を欠席しました。
ということは、やっぱり、聴いておいて、体験しておいて良かった!と言うべきでしょう。

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2014年12月23日 (火)

ハーガー/読響(2014/12/23)

2014年12月23日(火・祝) 14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:レオポルト・ハーガー
読売日本交響楽団

(第77回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)
ソプラノ:アガ・ミコライ
メゾ・ソプラノ:林美智子
テノール:村上敏明
バス:妻屋秀和
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

質実剛健?
真面目?
ウケを狙った煽り無し?
作品自体に語らせる演奏と言って良いのかな?
そういうアプローチでも、曲が第九だけに、かなりの高揚感。
私はかなり好意的に聴きましたが、あまり面白みが無いという印象もあり得ますので、好悪は分かれるかもしれません。

ハーガーさんという地と、昔、NHK-FMで、ザルツブルク・モーツァルト・マチネを、さんざん聴いて(古い話しですみません)、少し重量感のあるモーツァルトが好きでした。
しかし私は、おそらく生で聴くのは初めてです。
そういう意味では聴けて良かった!
昔の印象も多少は残っています。
しかし、なにせ、その後、世の中はピリオド隆盛期を経ているので(古い話しですみません)、昔のままのわけはありませんね。
ところどころ、今風のサウンドも織り交ぜての演奏。
プログラム冊子に65分と書いてありましたが、拍手の途中で時計を見たら、確かにそれくらいでした。

ところどころ、管のソロ奏者の音の入りが、微妙にずれたりして(←あくまでも「微妙に」のレベルであって、ミスというほどではありません)、もしかして日によって、棒が多少違っていたのかな?と想像したりしました。
私は確かめることは出来ませんが。

読響の皆さんの献身的な演奏も力強い。
第4楽章で、低弦が歓喜の歌の旋律を奏で終わり、主旋律がヴィオラに移るとき、チェロ首席の毛利さん、ビオラ首席に目で合図してるのが見えました。
(毎年やっているのかもしれませんが、私は今年初めて気がつきました。)
いやー、読響のトップ奏者は凄い。
終演後の読響の楽団員さんの反応からすると、奏者のウケは良かったように見えましたが、さて?

カーテンコールで、一瞬合唱を立たせようとしたハーガーさん、「おっと」という感じで、合唱指揮の三澤さんに立たせるように促したり。
新国立劇場合唱団の透明感のあるハーモニーが素晴らしいのはいつものことです。
この水準を「当たり前」と思っていることの贅沢さ。

ちなみにハーガーさんを生で聴くのは、おそらく初めてでしたが、バス独唱の妻屋秀和さんを新国立以外の場所で聴いたのも、おそらく初めてのような気が…。

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2014年12月13日 (土)

ノット/東響(2014/12/13)

2014年12月13日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ジョナサン・ノット
東京交響楽団

(第626回定期演奏会)

ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」
(1873年第1稿ノーヴァク版)

1年10ヶ月ぶりのハシゴでございます。
遂に禁を破ってしまいました…いや、破る余裕が出てまいりました。
…と言っても、家庭の事情で、いろいろと事前調整は必要だったのですが…。。

サントリーホールでの東響定期も、4月以来です。

ジークフリート牧歌は、あの「千人の交響曲」のパワフルな指揮とは打って変わり、力の抜けた指揮。
侘び寂び…と言ったら言い過ぎでしょうが、この脱力状態を維持して隙のないアンサンブル、ハーモニーで上品な香りを構築したノット監督と東響には脱帽すべきでしょう。

休憩をはさんでのブルックナーは、その前半のジークフリート牧歌からの連続性?
あるいは、オルガンの響きの想起?
そして就任披露の武満作品の和楽器(笙)の音にすら通じるような?
重くなく、ここまで綺麗に、そして高らかに鳴るブルックナーは驚異的?

まだ片手で数えられるくらいの回数しか聴いていませんが、ノット監督の引き出しの数は驚異的に多く、「こういう指揮者だよ」などと、うかつには決めつけられない、述べられない方なのでしょう。
10年間くらいは余裕でワクワクさせてくれそうです。

東響の(おそらく)定期会員層の、ノット音楽監督への拍手の暖かく熱いこと!
前音楽監督スダーンさんの登壇にもずっと暖かい(熱い)拍手を贈ってきましたが、ノット音楽監督もすっかり東響の顔に。
それはそうです、こんな音を東響から鳴らせば。

(何度もすみませんが)スダーン前監督が「10年を超えてはやらない」と明言した頃の「ポスト・スダーンはどうなるのだろう?」という不安がウソのような幸福感の今の東響。
事務局、楽団員の皆様の努力ももちろんですが、スポンサー様への感謝も忘れてはいけません、おそらく(部外者の想像ですが)。

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大野和士/都響(2014/12/13)

2014年12月13日(土)14:00
東京芸術劇場コンサートホール

指揮:大野和士
東京都交響楽団

「作曲家の肖像」シリーズVol.100《シベリウス》
ヴァイオリン:三浦文彰

シベリウス:レンミンカイネンの帰郷
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番~アンダンテ
(アンコール)
シベリウス:交響曲第5番

いろいろと面白い=いろいろなことを想像したり、考えさせられたりした演奏会でした。

まずは前半。
三浦文彰さんの独奏の協奏曲。
会場は大喝采だったので私だけひねくれているのかな?
大野さん、容赦しないなーと思ってしまいました。
オケが前面(全面?)に出た時の圧倒的スケール感。
これでもか、どうだ!
三浦さん、多勢に無勢、相手方のオケには鬼軍曹がついている…。

ひねくれのついでに。
三浦文彰さんは、これまで聴いた演奏会では、本編は破綻なくすらすらと弾いて、アンコールで超絶技巧の曲でアッと言わせるパターンだったような気がしますが、今日はしっとりとしたアンコール。
大野さんの怒涛の横綱相撲の後では、こっち方面で勝負せざるを…?
すみません、会場は大喝采だったので、ひねくれているのは私だけです、きっと。

後半の交響曲第5番は、この曲の内包する複雑系、多様性を、大野さんの強力な磁力で一方向に向けてしまったような印象もありますが、それはそれで説得力のある演奏だったことも事実。
大野さんのパワー、鬼軍曹の剛腕といっても良いような統率力はさすが。

この演奏スタイルの好みについては私は中立(絶賛も拒否も無し)です。
しかし、確信に満ちた説得力のある演奏で、高揚感を感じずにはいられませんでした。

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2014年12月 9日 (火)

大野和士/都響(2014/12/09)

2014年12月9日(火)19:00
サントリーホール

指揮:大野和士
東京都交響楽団

(第781回定期演奏会Bシリーズ)

バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
フランツ・シュミット:交響曲第4番

大野さんと都響の演奏を聴いた回数はそんなに多くはありませんが、単なる客演の時と、次期シェフとでは違うんですかね?
分厚い響き、音圧強し。
就任前から、あうんの域に近づいているような??

バルトークは、前日の東京文化会館での演奏とあまり変わらない響きに驚きます。
ホールの音響も、席の位置も全く違うのに…。
すっかり古典となったバルトーク。
尖ったところはあまり無いかもしれませんが、迫ってくるものの威力は強大。

フランツ・シュミットは、爛熟の極み。
美しく哀しいこと!
こんなに美しくていいのか、いつかは崩壊に至る美しさか…。
(先入観を持ってきいていたからかな。)
都響の演奏、(細部の微妙なズレとかは、演奏機会が少ないから横に置いて)本当に美しさの極み。
でも、大野さんクラスの指揮者の棒だから、ここまで引き込まれたんだろうな…という思いも少々。。

もしかして、あと10年くらい経って、大野さんクラスの指揮者がどんどん取り上げるようになったら、曲に対する印象も変わるのかな。
今は大野さんが取り上げてくれて感謝、感謝、ですけど。
指揮者の果たす役割は偉大なり。

マーラーとショスタコーヴィチの間って、まだまだ時代のフィルタにかけられていない曲がたくさんあるのかな、と思ったり。
オネゲルとかルーセルだってまだまだですし、マルティヌーは、もしフルシャさんが都響に来演していなかったら…。
もっと昔のシュポアは、既に時代のフィルタで落とされているような気もしますが…(暴言、すみません)。

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2014年12月 8日 (月)

大野和士/都響(2014/12/08)

2014年12月8日(月)19:00
東京文化会館

指揮:大野和士
東京都交響楽団

(第780回定期演奏会Aシリーズ)

バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
フランツ・シュミット:交響曲第4番

文化会館なのに、2曲とも分厚い響きに感じられ、ちょっと驚きました。

まずはバルトーク。
やっぱり大野さん、音圧が凄い!
純粋な物理量の音圧ではありませんが…。
私の席は上層階なので、あまり微細に分離しない音なのかな…と思いましたが、よく考えたらここは文化会館。
このホールの音響で、こういう厚めの音が鳴るのは、あまり記憶がありません。

それにしても大野さん、やっぱり只者ではありませんね。
厚く鳴らすだけでなく、メリハリもきちんとつけ、上層階の私の席までオーラが放射してきます。

後半のフランツ・シュミットは、「バルトークに続いて演奏するのにふさわしい」ような、「大野さんには『ばらの騎士』も振って欲しくなる」ような、一言では言えない印象。
戦争の影響を色濃く受けた他の作曲家の交響曲群よりも、ひとつ前の時期の交響曲であることも音に現れています。
こちらも、文化会館で聴いていることを忘れさせる厚い響き。

これまで改修していた東京文化会館ですが、内装はいじってないですよね??
ホール公式サイトによれば、施設、設備改修と…。
施設って意味が広くてわかりませんが…。
かなり久しぶりなのでうかつなことは言えませんが、今日の(私の席での)分厚い響き、ホールの音響が微妙に変わったかと錯覚しかけたくらいです。

曲があまり有名曲でなかったせいかどうかはわかりませんが、ビッグネームの大野さんの割には、それなりに空席もありました。
しかし、客席の集中度高し。
終演後の拍手も熱い。
気持ちの良い演奏会でした。

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2014年12月 7日 (日)

ノット/東響(2014/12/7)

2014年12月7日(日)15:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

ミューザ川崎シンフォニーホール
開館10周年記念コンサート「千人の交響曲」
指揮:ジョナサン・ノット
東京交響楽団

ソプラノI:エリン・ウォール
ソプラノII:メラニー・ディーナー
ソプラノIII:アニカ・ゲルハルズ
アルトI:イヴォンヌ・ネーフ
アルトII:ゲルヒルト・ロンベルガー
テノール:ニコライ・シューコフ
バリトン:デトレフ・ロス
バス:リアン・リ
合唱:東響コーラス/東京少年少女合唱隊

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

「指揮者は自分では音を出さないくせに」という悪口は絶対に出てこないでしょう。
指揮者一人で全ての音を出していたんじゃないかと錯覚しそうになるようなノット監督のパワフルな指揮。
その動作を音にして見せたオケ、独唱、合唱も、凄いっとしか言いようがありません。

最後の音が消えて、すぐに起こった拍手がいったん小さくなって止まりかけたほど。
そう、威圧されました。
あの就任披露の9番に迫るような威圧感。
恐れ入りました。
ノット監督の指揮、素人の私が客席で見ていてこれだけ威圧されるのですから、演奏している皆さんは、さぞかし…。

めちゃくちゃパワフルなのですが、たとえば弦楽器がしっとりと歌うところの絶妙としか言いようのない美しいニュアンスは、本当に涙が出そうなくらい。
あれだけ振っているのに、弦のトップ奏者がソロを弾くところでは、その奏者を一顧だにせず、完全に任せる場面も。

東響コーラスが素晴らしいのはいつものことなんですが…。
「いつも通り素晴らしかった」などと言ったらひねくれているかな。
いや、いつも以上に素晴らしかった。
それを引き出したのは本番でのノット監督の気迫でしょう。
ノット監督がひょいと身体をひねったりするのが、ちゃんと合唱の声に反映されるところが、指揮者も凄いが、コーラスも凄い。
その大合唱に全く負けない独唱も凄い。

以前にも書いたかもしれませんが、事前に流れた「こんどの東響の音楽監督は大物らしい」といううわさを聞いた後、ノットさんの音楽監督就任が正式に発表になった時に、「え?ノットさんって、そんなに大物なの?」と思った不勉強を、恥じ入るばかり。

就任後は今回が3回目の鑑賞のノット監督。
いまは「只者ではない!」ということが見ていて、そしてその視覚が驚異的な高効率で音に変換されたものを聴いて、いや、身体で受け止めて、よくわかります。

で、冷静に振り返れば、就任1年目だからこういう演奏になったのだろうなぁという感想も少々。
これが年数を重ねて、オケと「あうんの呼吸」になった頃は、またちょっと違う演奏になるのでしょうか。
それも楽しみに待って、でも「今」を聴きに通いましょう。

終演後、ロビーに出ていたのですが、拍手は続いていて、ノット監督のソロカーテンコールになって、慌てて場内に戻りました。
すみません!

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2014年12月 5日 (金)

外山雄三/日本フィル(2014/12/5)

2014年12月5日(金)19:00
サントリーホール

指揮:外山雄三
日本フィルハーモニー交響楽団

(第666回東京定期演奏会)
ピアノ:小山実稚恵

外山雄三:交響詩「まつら」(遅れていったため未聴)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
J.S.バッハ(ストコフスキー編曲):トッカータとフーガニ短調
J.S>バッハ(ストコフスキー編曲):カンタータ第208番よりアリア「羊は安らかに草を食み」
J.S.バッハ(レスピーギ編曲):パッサカリアとフーガハ短調

正直、小山実稚恵さん目当てで行ったのですが、本命の小山さんは絶好調なだけでなく、バッハの編曲ものも予想外に素晴らしい。
これだから演奏会は行ってみないとわかりません。

「皇帝」での小山さんは、ある時は微細な美しい音を散りばめ、ある時はそれを切れ目なく連ねて、時にはシンセサイザーのようにさえ感じられる多彩な音を紡ぐ。
指揮者陣の谷間と思った(失礼!)日フィルも手抜き無し。
重厚なベートーヴェンではありませんが、こういうのも有りです。

小山さんのピアノ、新人に近い若手の頃から大好きでした。
協奏曲のソリストに小山さんの名前があるとチケットを買いたくなっていた時期もありました。
ただ、数年前、最近少しお疲れでは?というような演奏も聴いたこともあって、久しぶりなので少し心配してました。
しかし、若い頃の勢いの良さ、プラス、音の…音色のコントロールが絶妙に行き届いていて、この日は本当に好調だったのではないでしょうか。

アンコール無しでしたが、あの絶妙の音色の「皇帝」の後にアンコールはいりません。
本番全力投球だったのでしょう。
演奏し終えた瞬間の小山さんのチャーミングな笑顔、本当に嬉しそうでした。

後半はバッハの編曲もの。
谷間だと思って足を運んでごめんなさい!
良く鳴っていて、とっても気持ちいい演奏でした。

ストコフスキー編曲のバッハ、レスピーギ編曲のバッハ。
続けて聴いて、私のような素人でも、後者の方がセンスが良いと感じるのは、名前から来る思い込みだけではないでしょう。
それでも、21世紀の音楽家の編曲なら、きっとこうはならないだろうと思ったり…。
それでもなんか不思議な音の世界に迷い込んだような体感は、日頃はなかなか体験できません。

外山雄三さん、かつてN響で、バルトークの弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽が爽快に鳴らして素晴らしかったり、同じくN響で「春の祭典」が几帳面過ぎる印象であまり面白くなかったりと、私の中ではとらえどころが無い方なのですが、この日の日フィルは良い方の印象でした。

そもそも、遅れていって、一曲目の演奏が終わって会場に入ったとたん、拍手がかなり盛り上がっていて、びっくりしました。

小山さん目当て。かつ、ラザレフ、インキネン、ヤマカズ以外の時、どうなんだろう?という興味本位があったことは事実。
しかし、少なくとも定期における日フィルは、好調を維持していたと言って良いのではないでしょうか。
斜に構えて聴きに行ってすみませんでした。

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2014年12月 4日 (木)

カンブルラン/読響(2014/12/4)

2014年12月4日(木)19:00
サントリーホール

指揮:シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団

(第543回定期演奏会)
ピアノ:アンジェラ・ヒューイット
オンド・マルトノ:シンシア・ミラー

酒井健治:ブルーコンチェルト(読響委嘱作品・世界初演)
      (遅れていったので未聴)
メシアン:トゥーランガリラ交響曲

遅れたて行ったので後半だけ。
後半だけと言っても、たくさんの音でお腹いっぱいです。

トゥーランガリラ交響曲は苦手曲だった(←過去形になったかも?)ので、他の演奏との比較は出来ませんが、洗練されたスタイリッシュな演奏だったのでしょうか。
この曲で「音が多過ぎ!もうそろそろ勘弁して!」と思わずに最後まで聴いたのは、私は初めてかもしれません。

苦手曲だと言いながら、後半だけでも聴きに向かった理由は、Naxos Music Libraryにあったカンブルラン様/南西ドイツ放送響の演奏を聴いてみたら、意外とスッキリしていて(スッキリと言ってもメシアンなので、程度問題ですが)、もしかして苦手克服?と思ったからです。
そして、ほぼ目論見通りになりました。
帰宅後も、頭の中で鳴っています。

もっとも、個人的なメシアンの曲の好き嫌い、プラス忍耐力の問題ですが、前半に間に合わなかったおかげで、最後までこの大曲を食傷せずに聴けたような気も少々…。
(委嘱初演を聴けなかったのは残念ですが。)

ちなみに、ピアノの譜面台にはタブレット端末が置かれていました(というのは、私は初めて生で見ました)。
ピアニストの足元にも何か置いていた模様で、遠くて見えませんでしたが、タブレット端末の画面にタッチしていた様子は無かったので、譜めくりのフットスイッチですかね。
そんなデジタル譜面にもかかわらず?ヒューイットさん、渾身の力演でした。

オンド・マルトノは、反対側だったのであまり聞こえず、ちょっと残念でしたが、音は十分すぎるほどたくさん鳴っていたので、私的には無問題。
ほんと、カンブルラン様々、良いものを聴かせてくれます。

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