« ヘンヒェン/新日フィル(2015/3/15) | トップページ | コルステン/読響(2015/3/19) »

2015年3月18日 (水)

インバル/都響(2015/03/18)

2015年3月18日(水)19:00
東京文化会館

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(第784回定期演奏会Aシリーズ)

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

「前奏曲と愛の死」は、きれいに鳴る。
本当にきれい。
おそらくこの音を出すために、裏で音を織り上げ、練り上げて仕上げて本番で披露しているはずですが、そんな素振りは一切感じさせない響きの均質感。
こうなるとただ聴く以外にありません。

音が分厚く感じないのはホールの音響のせいか、インバルさんのの音作りか。
(決して、痩せた響きという意味ではありません。)
…いや、そんな音響の詮索は無用の後半でした。

ブルックナーの交響曲に対して、あきれるほどうまい!…という形容が、ふさわしくないことは百も承知しております。
しかし、それ以外に言いようがない。
舌を巻くうまさ、指揮者もオケも。
何気ない一瞬のクレッシェンドにさえ、絶妙のアクセントが施されています(ほんの一例。

在任中の最後の方の、調和のとれた、あうんの呼吸の演奏から一転、ある意味、あえて調和を壊す方向の力強い(ある意味、強引一歩手前の)指揮です。
それでも壊れずに鳴らす都響の底力!!
着任直後の頃の、グイグイッと引っ張るような演奏とも違います。
昔に返ったのではなく、シェフとしての在任期間を経た上での進化と言って良いのでしょう。

文化会館にしては珍しく、B定期並みに演奏終了後の拍手も、終わるやいなや「ではなく」、ソロカーテンコールもあって、熱狂的な会場。
そりゃそーでしょう、こんな演奏を聴かされたら。

それにしても、前の日に鍼治療に行ったばかりなのに、肩がこりました。
演奏を聴いているだけの私なのに、肩に力が入っちゃって、楽章間で肩をほぐし、首を回す始末…。
いやー、凄かった(語彙枯渇失礼)。

ただ、あまりにもぐいっ、ぐぃっの演奏だったので、もし私の体調が悪かったら、聴き手としての精神状態とかみ合わなかった可能性もあり、鍼治療に行っておいて良かったです(何の話しだか)。

|

« ヘンヒェン/新日フィル(2015/3/15) | トップページ | コルステン/読響(2015/3/19) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: インバル/都響(2015/03/18):

« ヘンヒェン/新日フィル(2015/3/15) | トップページ | コルステン/読響(2015/3/19) »