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2015年3月15日 (日)

ヘンヒェン/新日フィル(2015/3/15)

2015年3月15日(日)14:00
サントリーホール

指揮:ハルトムート・ヘンヒェン
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第535回定期演奏会)

モーツァルト:交響曲第39番
モーツァルト:交響曲第40番
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

火曜日の「レクイエム」に比べると「ピリオド寄り」度は後退していますが、それでも速めで歯切れが良いのに適度な重量感も兼ね備える快演は健在。
緩徐楽章は普通のテンポで快速楽章とのコントラストもあります。
どころどころ、ニコッとさせられる(←ニヤッではありません)アクセントもチャーミング。
会場全体に幸せな空気が充満しました。

「ややピリオド寄り」ながらビブラートゼロではないので、スリムな音ではなく、豊穣感のある音。
「ややピリオド寄り」だけど、せかせか突っ走り型ではなく、旋律の歌い回しも美しい。
快速感と適度な重量感。
適度な歯切れの良さと流麗感。
旋律美と随所の打撃。
全ての二律背反を、中庸という両者を兼ね備えた美演、快演にまとめた指揮者に脱帽。
どこかで間違えると、どっちつかずの凡演に終わるリスクがあるのに。

かつて、日本における「ブリュッヘンのオケ」だったNJP、「ややピリオドピリオド寄り」のアプローチを咀嚼するDNAは残っていますね。
指揮者が力を込めると、それが音に高効率で変換される様を見て聴くのは、極上。

モーツァルトの交響曲をモダンオケで聴く喜びを存分に満足させる「ややピリオド寄り」の幸せ!
ジュピターでの甲高い声のフラブラ?は残念でしたが、まあ、今日は目くじらを立てないでおこうか…という、全般的には幸せが充満するホール空間でした。

なお、客席はいつもの平日夜の定期よりお客さんが入っているくらいでひと安心。
火曜日のトリフォニーは酷いほどの空席が目立ちましたので。

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