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2015年7月25日 (土)

デニス・ラッセル・ディヴィス/読響(2015/07/25)

2015年7月25日(土)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
読売日本交響楽団

(第81回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)
ヴァイオリン:ダニエル・ゲーデ
チェロ:グスタフ・リヴィニウス
児童合唱:東京少年少女合唱隊

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ホルスト:組曲「惑星」

「魔笛」のピットが私には好感だったデニス・ラッセル・デイヴィスさん。
急に「気になる指揮者」になり、この日をワクワクして迎えました。

前半のブラームスは、キレが良い音なのに、適度な重量感も兼ね備えた気持ち良いオケの音。
「魔笛」のときの好印象がそのままブラームスに変換されたような演奏で嬉しくなりました。
ソロの2人は“反対側”の席からの印象ですが、ソロどうし、あるいはオケとの相乗効果でヒートアップしかけた箇所もあったような気もします。
しかし、節度は失わずに格調高い演奏を維持した印象。
まあ、これはこれでありでしょう。
なんとなく、デニス・ラッセル・デイヴィスさんの枠をしっかりはめられた印象もありますが。

後半の「惑星」は、鳴らす、鳴らす。
このホール、舞台周辺の席で聴いていると、側面の壁からの反射音(金管がその方向で鳴っているかのような錯覚に陥ります)を感じることがありますが、この日も少しありました。

ある意味、構築美、機能美なのですが、無機的な音にならずに旋律美も感じられる演奏には好感。
美弱音の微細な側面はあまり出さないですし、クライマックスでも“ため”をつくらずにあっさり終結するのは意図的なのでしょう。
あまり色彩感も感じない演奏でもありましたが、これも意図的なのでしょう。
“この方向”での演奏としては、完成度が高く、私は好感でしたが、違う意見もあり得る演奏だとは思います。

なお、「海王星」になると周囲の人たちがそわそわし始め「合唱はどこだ、どこだ、どこなんだ」とキョロキョロし始めて、集中力を維持できなかった私がまだ修行が足りません。
つられて、「どこの扉が開くんだ?」と…。
終演後、合唱のメンバーは、下手側からステージに現れました。

なお、この日は首席チェロの毛利さんのラストステージでもありました。
カーテンコール中のステージ上で花束贈呈があり、マエストロとがっちり握手をしてねぎらいを受けていました。
毛利さんと言えば、読響には「チェロにもコンサートマスターが居る」かのような熱演が印象的。
さみしいですが、これまで、本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。
ラストステージに立ち会えて良かったです。

20150725

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