コンサート/オペラ2015

2015年12月30日 (水)

2015年を振り返って(2)聴いた回数ランキング

【聴いた回数ランキング・指揮者編】(3回以上)

■秋山和慶(日付順)(6回)(日付順)
 東京交響楽団2015/01/12
 東京交響楽団2015/02/11
 東京交響楽団2015/04/26
 新日本フィルハーモニー交響楽団2015/06/21
 東京交響楽団2015/08/09
 東京交響楽団2015/12/29

■飯守泰次郎(6回)(日付順)
 新国立劇場「さまよえるオランダ人」2015/01/25
 新国立劇場「さまよえるオランダ人」2015/01/28
 新国立劇場「さまよえるオランダ人」2015/01/31
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2015/05/09
 東京都交響楽団2015/06/03
 東京交響楽団2015/07/05

■オスモ・ヴァンスカ(4回)(日付順)
 読売日本交響楽団2015/11/20
 読売日本交響楽団2015/11/27
 読売日本交響楽団2015/11/28
 読売日本交響楽団2015/12/04

■パーヴォ・ヤルヴィ(日付順)(4回)(日付順)
 NHK交響楽団2015/02/08
 NHK交響楽団2015/02/14
 NHK交響楽団2015/02/22
 NHK交響楽団2015/12/23

■エリアフ・インバル(3回)日付順
 東京都交響楽団2015/03/08
 東京都交響楽団2014/03/18
 東京都交響楽団2015/12/25

■川瀬賢太郎(日付順)(3回)(日付順)
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団2015/03/01
 奈川フィルハーモニー管弦楽団2015/04/11
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団2015/04/25

■シルヴァン・カンブルラン(3回)(日付順)
 読売日本交響楽団2015/02/13
 読売日本交響楽団2015/04/05
 読売日本交響楽団2015/04/10

■ジョナサン・ノット(3回)(日付順)
 東京交響楽団2015/03/14
 東京交響楽団2015/03/18
 東京交響楽団2015/07/16

■インゴ・メッツマッハー(日付順)(3回)(日付順)
 新日本フィルハーモニー交響楽団2015/04/12
 新日本フィルハーモニー交響楽団2015/04/17
 新日本フィルハーモニー交響楽団2015/04/18


【聴いた回数ランキング・ホール編】(3回以上)

■サントリーホール(23回)
■東京文化会館(8回)
■すみだトリフォニーホール(7回)
■横浜みなとみらいホール(7回)
■ミューザ川崎シンフォニーホール(6回)
■新国立劇場(5回)
■NHKホール(3回)
■東京オペラシティコンサートホール(3回)
■東京芸術劇場(3回)

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2015年を振り返って(1)総まとめ

【国内オーケストラ編】(50音順)

■NHK交響楽団(日付順)(4回)
 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ2015/02/08
 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ2015/02/14
 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ2015/02/22
 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ2015/12/23

■小澤征爾音楽塾オーケストラ(1回)
 指揮 ナタリー・シュトゥッツマン2015/03/24
  →【オペラ編】指揮:小澤征爾2015/03/24

■神奈川フィルハーモニー管弦楽団(日付順)(7回)
 指揮:サッシャ・ゲッツェル2015/01/18
 指揮:サッシャ・ゲッツェル2015/01/24
 指揮:川瀬賢太郎2015/03/01
 指揮:川瀬賢太郎2015/04/11
 指揮:川瀬賢太郎2015/04/25
 指揮:小泉和裕2015/05/16
 指揮:広上淳一2015/07/04

■新日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)(13回)(室内楽を除く)
 指揮:井上道義2015/01/29
 指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ2015/02/20
 指揮:ラルフ・ワイケルト2015/02/28
 指揮:ハルトムート・ヘンヒェン2015/3/10
 指揮:ハルトムート・ヘンヒェン2015/03/15
 指揮:マックス・ポンマー2015/03/28
 指揮:インゴ・メッツマッハー2015/04/12
 指揮:インゴ・メッツマッハー2015/04/17
 指揮:インゴ・メッツマッハー2015/04/18
 指揮:秋山和慶(2015/06/21)
 指揮:ダニエル・ハーディング2015/07/03
 指揮:ダニエル・ハーディング2015/07/11
 指揮・ピアノ:レオン・フライシャー2015/11/21

■東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(1回)
 指揮:飯守泰次郎2015/05/09

■東京交響楽団(日付順)(12回、オペラを含めて16回)
 指揮:秋山和慶2015/01/12
 指揮:秋山和慶2015/02/11
 指揮:ジョナサン・ノット2015/03/14
 指揮:大友直人2015/03/29
 指揮:飯森範親2015/04/19
 指揮:秋山和慶2015/04/26
 揮:クシシュトフ・ウルバンスキ2015/05/24
 指揮:ジョナサン・ノット2015/06/06
 指揮:飯守泰次郎2015/07/05
 指揮:ジョナサン・ノット2015/07/16
 指揮:秋山和慶2015/08/09
 指揮:秋山和慶2015/12/29

 ※新国立劇場「さまよえるオランダ人」(ワーグナー)
  →【オペラ編】指揮:飯守泰次郎
2015/01/25
  →【オペラ編】指揮:飯守泰次郎2015/01/28
  →【オペラ編】指揮:飯守泰次郎2015/01/31

 ※新国立劇場「マノン・レスコー」
  →【オペラ編】指揮:ピエール・ジョルジョ・モランディ
2015/3/12

■東京都交響楽団(日付順)(8回)
 指揮:エリアフ・インバル2015/03/08
 指揮:エリアフ・インバル2015/03/18
 指揮:大野和士2015/04/03
 指揮:大野和士2015/04/10
 指揮:トーマス・ダウスゴー2015/05/29
 指揮:飯守泰次郎2015/06/03
 指揮:ミヒャエル・ザンデルリンク2015/12/10
 指揮:エリアフ・インバル2015/12/25

■東京フィルハーモニー交響楽団(日付順)(5回、オペラを含めて6回)
 指揮:小林研一郎2015/03/13
 指揮:アンドレア・バッティストーニ2015/05/18
   (「トゥーランドット」演奏会形式)
 指揮:尾高忠明2015/07/17
 指揮:梅田俊明2015/12/14
 指揮:アンドレア・バッティストーニ2015/12/18

 ※新国立劇場「椿姫」(ヴェルディ)
  →【オペラ編】指揮:イヴ・アベル
2015/05/19

■東京ユヴェントス・フィルハーモニー(1回)
 指揮:坂入健司郎2015/5/3

■日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)(3回)
 指揮:小林研一郎2015/01/30
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2015/03/20
 指揮:ピエタリ・インキネン2015/04/24

■読売日本交響楽団(日付順)(14回、オペラを含めて15回)
 指揮:準・メルクル2015/01/11
 指揮:準・メルクル2015/01/16
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2015/02/13
 指揮:ジェラール・コルステン2015/03/19
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2015/04/05
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2015/04/10
 指揮:ユーリ・テミルカーノフ2015/05/30
 指揮:ユーリ・テミルカーノフ2015/06/05
 指揮:フランソワ=グザヴィエ・ロト2015/7/01
 指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス2015/7/25
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2015/11/20
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2015/11/27
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2015/11/28
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2015/12/04

 ※東京二期会「魔笛」(モーツァルト)
  →【オペラ編】指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
2015/7/20

【外来オーケストラ編】

■プラハ・フィルハーモニア管弦楽団
 指揮:ヤクブ・フルシャ
2015/02/07

【国内オペラ編】(五十音順)(演奏会形式を除く)

■小澤征爾音楽塾(1回)

 「子供と魔法」(ラベル)
  指揮:小澤征爾2015/03/24
  →【国内オーケストラ編】指揮 ナタリー・シュトゥッツマン2015/03/24

■新国立劇場(日付順)(5回)

 「さまよえるオランダ人」(ワーグナー)
  指揮:飯守泰次郎
2015/01/25
  指揮:飯守泰次郎2015/01/28
  指揮:飯守泰次郎2015/01/31
  →【国内オーケストラ編】東京交響楽団

 「マノン・レスコー」(プッチーニ)
  指揮:ピエール・ジョルジョ・モランディ
2015/3/12
  →【国内オーケストラ編】東京交響楽団

 「椿姫」(ヴェルディ)
  指揮:イヴ・アベル
2015/05/19
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

■東京二期会(日付順)(1回)

 「魔笛」(モーツァルト)
  指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
2015/7/20
  →【国内オーケストラ編】読売日本交響楽団

【室内楽・器楽曲編】(日付順)

■ウィーン・リング・アンサンブル2015/1/10

■新日本フィルハーモニー交響楽団室内楽シリーズ2015/04/01

■児玉麻里(P)&児玉桃(P)2015/5/3

■東京六人組2015/12/17

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2015年12月29日 (火)

秋山和慶/東響(2015/12/29)

2015年12月29日(火)14:00
サントリーホール

指揮&チェンバロ:秋山和慶
東京交響楽団

(「第九と四季」2015)
ヴァイオリン:毛利文香
ソプラノ:エヴァ・メイ
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:西村 悟
バス:妻屋秀和
合唱:東響コーラス

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」~「春」、「冬」
ベートーヴェン:交響曲第9番
蛍の光
(アンコール)

この毎年恒例の演奏会にソリストとして招請される(主に)若手ソリストが強烈な印象を残すのは曲が曲だけに難易度が高いと拝察しますが、今年の毛利さんはアタリかもしれません。
美音を維持したまま、たたみかける、涼しい熱演?

音に“若さ”はありますが、本当に若いんだから無問題。
演奏経験を積み重ねて音にさらなる深みが加われば、さらに素晴らしくなるかも。
“この方向”で今後も進化&深化していっていただきたい好感度でした。

第九も毎年恒例ながら、毎年少しずつ違います。
秋山さんの音も、一時期の艶やかな融合から、昔ながらの分解能の高いシャープ目の音へ少し回帰してましたかね?

第九の第1楽章の冒頭は、秋山さん、少し枯れたかな?と思う場面もありましたが、第1楽章終盤以降は無問題、枯れてはいませんでした。
むしろ、オケの問題でしょうか、秋山さんが第1楽章でちょっと“ため”を作ったときに、一瞬、ためらって音を出した印象もありましたので。
無論、10年前、20年前の鋭利さ、厳しさとは少し違いますが、これは円熟の境地と言うべきでしょう。

第3楽章の美しさ、そして第4楽章の東響コーラスが入ってきてからの、透明感と艶やかさを兼ね備えた音響。
毎年のように聴いていますが「やっぱり聴いて良かった、来年も聴こう」という満足感、それが“安心感”でないのが素晴らしい。

独唱はエヴァ・メイが出演で、発表の時はちょっと驚きましたが、残念ながら私の席はP席だったので、溶け合った音の一部になってしまいました。
まあ、P席に座る時点で想定内ではあります。
また、外国人歌手にはよくあることですが、譜面を持っての歌唱。
日本とは「第九」演奏に関しては、事情が異なりますので。

恒例のアンコールの「蛍の光」では、今年は清水華澄さんだけでなく独唱全員が、P席やRAブロック、LAブロックの方を順に向きながら歌って下さいました。
ほぼ毎年聴いているけど、1年を思い起こして目がウルウルしてしまいました。

そして、演奏終了後、最後の最後、まだ秋山さんが舞台袖から出てきているのに、水谷コンマスがお辞儀をしてオケを解散モードにしてしまったのはご愛嬌でした。

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2015年12月25日 (金)

インバル/都響(2015/12/25)

2015年12月25日(金)19:00
東京文化会館

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(都響スペシャル「第九」)
ソプラノ:安藤赴美子
アルト:中島郁子
テノール:大槻孝志
バリトン:甲斐栄次郎
合唱:二期会合唱団

ベートーヴェン:交響曲第9番

あきれるほど上手い!としか言いようがありません、指揮もオケも、そして声も。
冒頭で「ああ、このコンビ、安心して聴いてられるね」などと思ったのが大間違い。
たちまち音に力がみなぎり、しなやかで強じんな音の威力にノックアウト。
意思の力が音に乗る、乗る、炸裂する。

第1楽章が終った時点でお腹いっぱい(でも、まだまだ食べました)。
第2楽章の後の長いインターバルも計算のうち?
その合唱と独唱の入場でかなり長い間合いを取るから(指揮者もいったん退場)、第2楽章までであれだけ気合いが入ったのかな?とも思いたが、それは百戦錬磨の指揮者とプロオケのこのコンビに失礼かな。
拍手無しの長い間合いの後の第3楽章の美しさ、力強さも内包して。
時折見せる脱力のようなふわっとした音も、気の抜けた音などではなく、おそらく計算され徹底された表情付け。
その制御された脱力の直後には、必ずと言って良いほど、揺り戻しの強い音が用意されている。

第4楽章も冒頭の低弦の鳴らし方に始まって、うまい!うまい!またうまい!の連続…で最後まで行ってしまいました。
二期会合唱団もインバルさんの棒にプロの声で反応し、都響と一体化して、煽り、ひねり、弛緩を音にしてみせてさすが。

それにしても都響、コンディション良過ぎです。
かつてのシェフだった時代によく見せてくれた、当たり前のように指揮して、当たり前のように弾いて、あたりまえのように吹いて、あたりまえのように叩いて、鳴らして、「あうんの呼吸」でやってるように見えるけど、実はもの凄い超絶技巧の音の制御をやってる…という演奏が(私は最近、行けないことが多かったので)久しぶりに聴けて幸せでした。

ちなみに東京文化会館の音響は、私にとってはいまだに謎だらけです。
数年前の大野さんの第九の時は、この日の席から5メートルくらい離れた席に座ったら、音が来ない、来ない。
この日の席は無問題。
定期で座っている席とほぼ同位置なので当たり前のような気もしますが、奥に合唱団が座ると、反響壁との位置関係が変わって音響が変わるのでは?と心配しました。

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2015年12月23日 (水)

パーヴォ・ヤルヴィ/N響(2015/12/23)

2015年12月23日(水・祝)15:00
NHKホール

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
NHK交響楽団

(ベートーヴェン「第9」演奏会)
ソプラノ:森麻季
アルト:加納悦子
テノール:福井敬
バリトン:妻屋秀和
合唱:国立音楽大学

ベートーヴェン:交響曲第9番

怒濤の第4楽章を聴いてしまうと「第3楽章までは少しセーブしたのかな」と思ったりしますが、そんなことはないでしょう。
ライヴならではの終盤への高揚と言うべきでしょう。
確かに聴いている時は、最初からハイテンション…と思いました。

私はドイツ・カンマー・フィルとの演奏は生では聴いていませんが、このN響との演奏は、オケも合唱も大編成。
「NHKホールだから」ということがあったのかどうかはわかりません。
音大オケは毎年大編成ですし。
そして、大編成だから重厚で鈍重な演奏家というと、そんあことはない。
むしろ、切れ味鋭く、スピードもあり。
この演奏スタイルで、大編成がハンディに感じないのが凄い。

ただ、このたたみかける指揮、演奏は素晴らしかったですが、やはりハンディはホールの音響。
さらには、満席完売の客席の吸音。
大編成で、ステージの側面と後方の反響壁は後退させてあって、側面に隙間も。
私は奮発して1階席前方壁寄りの席を買いましたが、その至近距離で聴いていても、音が突き刺さるような体感ではありますが、包み込まれるような体感にならない。
まあ、NHKホールですから、想定の範囲内ではありますが…。
そんなに頻繁ではありませんでしたが、時折見せる超々微弱音などは「2階席、3階席ではどう聞こえたのかな?」と思ったり。
まあ、いろいろな思いはありますが、このホールのチケットを買う以上は文句を言うのは筋違いですかね。
少なくとも第4楽章は音量的にもさほど不満は感じませんでした。

ノリントンさんが指揮したときの演奏に比べれば、パーヴォさんの指揮は、N響のもつ伝統?の響きも生かした、押し付けずにリードして、自発性を引き出して、それでもやはりパーヴォさんの音楽…という懐の深さなのかな。
(注:ノリントンさんの指揮をを嫌いというわけではないです。)
N響の音を壊さずに発展させる指揮者なのでしょう。

個人的には10月の演奏を聴けなかったので(空席をつくってすみません)何はともあれ(ようやく)聴けて良かったです。

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2015年12月18日 (金)

バッティストーニ/東フィル(2015/12/18)

2015年12月18日(金)19:00開演
東京オペラシティコンサートホール

指揮:アンドレア・バッティストーニ
東京フィルハーモニー交響楽団

(ベートーヴェン『第九』特別演奏会)
ソプラノ:安井陽子
アルト:竹本節子
テノール:アンドレアス・シャーガー
バリトン:萩原潤
合唱:東京オペラシンガーズ

ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
ベートーヴェン:交響曲第9番

「第九1曲だけ」と勘違いしていて、「レオノーレ」第3番が始まってびっくり…という大失態。
(言わなきゃバレませんが。)

この「レオノーレ」第3番、
「なんか、凄いけど、これ、ベートーヴェンですかね?」
「ベートーヴェンのオペラの曲だよ」
「あ、はい、わかりました、失礼しました」というような演奏??
「フィデリオ」をバッティストーニさんが指揮したら、こういう方向になるんですかね?などと想像したり…。

この前プロの「レオノーレ」第3番を聴いていたから耳が慣れて、私の脳力でも「第九」の凄まじい演奏にも、ついていけたのかもしれません。

鮮烈!
炸裂!
咆哮!
強打!

スリムな音像ですが、めちゃくちゃ鋭い一撃、いや、怒涛の連射、連打!
それでいて第3楽章などの旋律の歌い回しも魅惑、悦楽。

第4楽章のオケと声の融合も驚異的。
在京オケの“年末第九”って、かつては、声が入ったとたん、それまでのシリアスな印象が一変して、いきなり祝祭的、楽天的になってしまったりする演奏もあったような気もしますが、そこはオペラで手慣れたバッティストーニさん、オケと独唱と合唱の融合は全くの隙なし、継ぎ目なし。
完全に一体化、均質化した音で第4楽章も突っ走る。
加速して、加速して、圧倒的クライマックスへ。

第3楽章の前には、オケはチューニング、その間に独唱者入場。
第4楽章の前も間合いを取りました。
まあ、それくらいの息継ぎの時間を取らないと、オケも大変でしょう…というくらいの演奏。
コンマスの三浦さん、何度、切れた弓をちぎったことか。

なお、この週の月曜日に市川市文化会館で東フィルを聴いて「谷間のローカル公演なのに、コンマスは三浦さんで、首席奏者もそれなりに揃っていた」と思いましたが、この日の「第九」もコンマスは三浦さんで、首席奏者も結構共通していたっぽくて、「あ、あれは精鋭部隊だったのか」「道理で良かったわけだ」と納得。(←偉そうにすみません。)

ちなみに蛇足ですが、この日の開演前、2階のオルガンの前のP列から、身を乗り出してステージを見ていた方が、何かをステージ上に落としてしまいました。
楽団員の皆さんが入場する前で、怪我など無くて良かったです。

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2015年12月17日 (木)

東京六人組(2015/12/17)

2015年12月17日(木)19:00
市川市文化会館小ホール

(公財)市川市文化振興財団30周年記念事業
活躍する若手奏者たち
東京六人組 デビュー記念コンサート

東京六人組
フルート:上野由恵
オーボエ:荒絵理子
(東京交響楽団首席)
クラリネット:金子平(読売日本交響楽団首席)
ホルン:福川伸陽(NHK交響楽団首席)
ファゴット:福士マリ子(東京交響楽団首席ファゴット奏者)
ピアノ:三浦友理枝

フランセ:恋人たちのたそがれ
ドビュッシー(寺嶋陸也編):牧神の午後への前奏曲
デュカス(浦壁信二編):魔法使いの弟子
プーランク:六重奏曲
ワルツ集
ラヴェル(川島素晴編):ボレロ

肩書き書かなくても、私は名前だけで皆さん十分存じ上げtおります。
いや、初めて公演情報を見たとき「よくこのメンバーを集めましたね」と思ったくらい。
在京オケの定期演奏会に通っている身としては、、年齢は「若手」かもしれないけど、トップ層であることは、名前を見ただけで明白です。

後になって思い起こせば、1曲目のフランセの曲の出だしはちょっとだけ固かったような気もしますが、3楽章くらいになると音が完全に溶け合って美しく力強いハーモニーが放射します。
あとは、合奏、ソロと、縦横無尽の名人芸。

上手い、上手い、技巧的にだけでなく…。
音が大きい、大きい、音量という意味だけではなく、個々の音の存在感が…。
それらが集まって溶け合うと、とても6人とは思えない巨大なサウンドに。
少なくとも、グランパルティータ級の?大きさの印象、室内楽というレベルではないと思ったくらいです。

この人数で、この方々だけで、これだけのスケールの音が鳴ってしまうのですから、この方々(もっと多人数)をリードする指揮者って、凄いのね…と(ひねくれた物言いですみません)。

コンサートは、荒さんの司会でトークも交えての進行。
皆さんステージでいつも拝聴しているが、トークを聴くのは初めてかも。
荒さんが市川市出身という縁もあったようです。
「会館にお願いして、やらせていただきました。」
「管楽合奏はお客さんが入りませんよ、入って200人ですよ、と言われたのですが、今日は400人を超えるお客様に来ていただいて…」などと。

会場の客席は、吹奏楽をやっているとお見受けする学生さんも多く、プラス、コアなコンサート・ゴーアーっぽい方もちらほら。
小ホールのキャパは448人とのことですが、盛況でした。

ワルツ集は初演奏披露の曲とのこと。
「ハウルの動く城」より、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」より、チャイコフスキーの「花のワルツ」とのこと。

アンコールはサンタさんの帽子やら、トナカイの角を模した帽子やらを付けて、この時期にふさわしい親しみのある旋律をつないだ曲。
上野さんが、みかんの載った鏡餅みたいなかぶりものをして現れたのには笑ってしましました。
演奏しながら福川さんも、演奏が途切れるくらい笑っていたような??

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2015年12月14日 (月)

梅田俊明/東フィル(2015/12/14)

2015年12月14日(月)19:00
市川市文化会館

開館30周年記念事業
東京フィルハーモニー交響楽団特別演奏会

指揮:梅田俊明
東京フィルハーモニー交響楽団

ピアノ:横山幸雄

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
横山幸雄:アヴェ・マリア
(アンコール)

東フィル公式サイトに載っていない?東フィルの演奏会へ。
「こういう演奏会って、定期演奏会に比べてリハーサル時間は少ないだろうし…」と斜に構えて聴きに行ってすみません。

オペラとコンサート、それも頻繁に演奏する曲とでは条件が違うとは言え、某劇場のピットで噛み合わない時(例:初日)より、はるかに素晴らしい!(暴言失礼!)

谷間?とは言え、そこは大所帯の東フィル、コンマス三浦さんを筆頭に、首席クラスもそれなりに揃っての舞台。
梅田さんの導く音楽は、適度な切れ味と適度な重量感がバランスして心地良い。
弱音部を急がずに鳴らし、歌わせる。

「新世界より」は、演奏会冒頭は客席の方に“固さ”があったくらいですが、いきなり高品位の音でちょっと驚き。
徐々にほぐれて演奏に引き込まれる客席。
第2楽章でイングリッシュホルンが例の旋律を鳴らすと、客席の空気が変わりました。

前半終了時点でかなり素晴らしい。

後半は、当初は中村紘子さんの予定でしたが、病気療養で横山幸雄に変更。
同じマネジメントとは言え、よくぞ横山さんクラスを…。

オケは後半も好調を維持、“伴奏”ではなく、時には主導権をとる場面すらあったような…。
オケの音が素晴らしいので、私はついつい、魅惑的音色のオケの音の方に耳が行きがちになりました。
梅田俊明さんは、私はもしかしたら私は、生では初めて聴いたかもしれません。
かなりの好印象、また聴きたい指揮者です。

横山さんは技巧を凝らして多彩な音色を駆使していますが、あまりにも上手いので、見た目、軽々と弾いているように見えてしまうのは損かもしれません。
結構、合間で汗を拭いていましたけど…。

個人的地理的理由で購入したチケットでしたが、アタリでした。
会場(客席)のノイズは想定内でしたが…。
ごく一部の人だけなんですけどね…。

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2015年12月10日 (木)

ミヒャエル・ザンデルリンク/都響(2015/12/10)

2015年12月10日(木)19:00
東京文化会館

指揮:ミヒャエル・ザンデルリンク
東京都交響楽団

(第798回定期演奏会Aシリーズ)
チェロ:アレクセイ・スタドレル

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
バッハ:無伴奏チェロ組曲~サラバンド
(アンコール)
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」

ああ、チェロって、楽器一つで、なんと多彩な音なのか…と思っていると、同系色のオケの音が加わって、シームレスに音像が拡大する快感。
そういう意味では、第3楽章から第4楽章への移行は、本当に聴きものでした。
もちろん、全曲通して同傾向の音像に引き込まれましたが。

東京文化会館の残響少なめの音響で聴くショスタコーヴィチの音は、なんとも言えない、ちょっとレトロな体感。
ホールの内装の視覚効果も含めて。
角度にもよるのでしょうが、私の上層階の席には、チェロの音が直線的に届いている印象。

音楽は陰鬱ですが、絶望的でもなく…。
他の一部の曲で感じられる諧謔的な要素もあまり感じず…。
でも、チェロが独奏で弾いているときですら、ショスタコーヴィチの交響曲を聴いているかのような錯覚を覚えるのは、大作曲家のスケールの大きさのなせる技でしょうか。

休憩後のチャイコフスキーは、第1楽章は「直球勝負過ぎるかな?」と思いましたが、第2楽章を情感たっぷりに歌わせた後は無問題。
どろどろしていない、ややスッキリ系の演奏かもしれませんが、オーケストラの演奏を聴く喜びを与えてくれる快演。
弱音部もかなりの微細なニュアンスで鳴らしていましたが、欧州ツアーから帰国した後の都響のコンディションも、かなり良好な様子です。

私の好みの系統のチャイコフスキー演奏とは少し違うような気もしましたが、不思議と不満は感じず、素直に楽しみ、思いっきり拍手をしました。
「もう一回聴きたいか?」と問われれば「はい」と答えるでしょう。
若書きとは言え、大作曲家の普遍的な曲。
さまざまなアプローチがあるということでしょうね。

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2015年12月 4日 (金)

ヴァンスカ/読響(2015/12/04)

2015年12月4日(金)19:00
サントリーホール

指揮:オスモ・ヴァンスカ
読売日本交響楽団

(第553回定期演奏会)

シベリウス:交響曲第5番
シベリウス:交響曲第6番
シベリウス:交響曲第7番

複雑な要素を内包した…どころか、複雑のかたまりでできているような曲を、複雑系の並立にせず、調和、調和、調和で高揚に導いたヴァンスカ様、素晴らしい!
読響のアンサンブルも、この日の、特に休憩後の6番、7番は、今回私が聴いたヴァンスカ様の演奏会で最高だったかもしれません。

カラフルな音ではありません。
均質感のある音です。
どちらかと言うと、民俗的と言うよりは、モダンで普遍的な音。

前半の5番。
冒頭こそ、若干の手探り感がありましたが、すぐにかみ合い、調和、調和、調和、美弱音、調和、調和、高揚、調和、調和、…。
5番が終わる時、ああ、ついに終わってしまう…と思った私(実は6番、7倍やや苦手だったりします)。

しかし、そんな心配無用の精緻に溶け合った後半2曲。
ハイテンションながらも全く粗雑にならない。
こういう曲とは思えない(失礼!シベリウス様!)会場の盛り上がり。
しかも、フライングの拍手やブラボーは皆無。
残響が完全に消えて、指揮者が脱力するまでの静寂の数秒も音楽の一部。

読響さん、またヴァンスカ様を呼んで下さい!
頻度を上げて呼んで下さい!!

前回の2012年もそうでしたが、1日目より2日目、最初の方の公演より最終公演の方が、精緻かつ高揚した演奏になりました。
こういう変貌を聴くと、やっぱり毎年来演していたら、最初から素晴らしくかみ合った演奏になるのかな?と思ったり…。
最初の方の公演でも絶賛しておいてこんなことを言うのもなんですが…。

そう、最初の方の公演だって、興奮ものの、希有の体験のような演奏だったのです。
それでも、この日の6番、7番がさらに素晴らし過ぎました。

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