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2016年1月16日 (土)

ハーディング/新日フィル(2016/01/16)

2016年1月16日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:ダニエル・ハーディング
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第551回定期演奏会)
ソプラノ:アルビナ・シャギムラトヴァ
テノール:イアン・ボストリッジ
バリトン:アウドゥン・イヴェルセン
合唱:栗友会合唱団
合唱指揮:栗山文昭
児童合唱:東京少年少女合唱隊
児童合唱指揮:長谷川久恵

ブリテン:戦争レクイエム

開演前のロビーコンサート
クラリネット:マルコス・ペレス・ミランダ
ヴァイオリン:西江辰郎、佐々木絵理子
ヴィオラ:高橋正人
チェロ:川上徹

ボーエン:幻想的五重奏曲

開演前のロビーコンサートは、気楽な演奏などではなく、かなり気合いの入った演奏。
どういう曲か、どういう作曲家か、存じ上げませんが、戦争レクイエムの前に置くのにふさわしい。
次回開催の室内楽シリーズ販促の側面もあるから当然かもしれませんが、かなりの仕上がりの演奏。
こうして聴くと、やはりNJPのメンバーの個々の技量は高い。
狭き門の在校オケのポストですから当たり前のことですが、これが集合体のオーケストラの音となると、名手を集めれば良いというわけにはいかないのも事実。

3.11以降、NJPの演奏会では、かなりの回数、歯がゆい思いをしたことがありました。
最近はかなり戻ってきているように感じます。
そして、この日の本番は壮絶でした。

筆舌に尽くしがたい凄い演奏。
曲も凄いけど、演奏も凄い。
ポストリッジ様の歌唱は相当に凄いけど、一人だけ凄いわけじゃなくてみんな凄い。
結局、演奏の総責任者のハーディング様、凄い、凄い。

(私がGoogleカレンダーに入力したり、継続したりした頃は、独唱は「調整中」となっていて、前夜のツィッターで初めて「え!ポストリッジ様が歌うの!」と思ったのは我ながら不注意の至りですが、財政面で苦しいはずなのに(恐らく)指揮者のリクエストに頑張って応えて歌手を揃えたNJPの事務局にも大拍手!)

独唱は、ポストリッジ様が入魂の、まるでオペラのような歌唱で圧倒…と言いたいところですが、ソプラノのシャギムラトヴァさん、バリトンのイヴェルセン様も格下ではない歌唱で、総合的に大満足。

栗友会も、東京少年少女合唱隊も、素晴らしいのはいつものことで想定内ながら、それでも、こんなに美しいのか!というハーモニー、特に微弱な部分。

オーケストラも、粗雑な音は皆無。
かつては、ハーディング様の要求に応えきれずに音が飽和したようになったこともありましたが、この日はそんなことはなかったでしょう。

シェフ不在の谷間のシーズンにしては意外と意欲的な今季のNJPのラインナップ
(アドバイザーに就任した上岡さんの意向が反映されているのか否かは、部外者の私には不明)
の中間決算?は好業績!!

個人的に体調今ひとつの中、無理して足を運んだのですが、この空気の中に身を置けただけでも幸せ。
最初の一音から身動きできなくなり、演奏終了後の長い静寂も身動きできませんでした。。
曲間の間合いでの会場の咳払いが、通常のコンサートよりも少なめだったので、会場に居た皆さん全員がそうだったのかもしれません。

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