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2016年1月23日 (土)

ダウスゴー/新日フィル(2016/01/23)

2016年1月23日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:トーマス・ダウスゴー
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第552回定期演奏会)

シベリウス:組曲「レンミンケイネン」― 4つの「カレワラ」伝説
(イングリッシュ・ホルン:森明子)
ニールセン:交響曲第5番

勝手に“ダウスゴー・ニールセン・ツィクルス”第3回、新日本フィル、第5番。
第1回:2012年3月、新日本フィル、4番
第2回:2015年5月、都響、第3番
待っていた甲斐がありました!!

錬金術!…などと言ったらNJPに大変失礼ですが、なんと輝かしく、なんと力強く、そして、なんと繊細な音なのでしょう!
“北欧の巨人”の風貌のダウスゴーさん、指揮の動作は豪快で力強いですが、同時にかなり細かく指示を出しています。
新日本フィルが誇るイングリッシュホルンのスペシャリスト(と言ったら、イングリッシュホルンだけじゃない!と叱られそうですが)森さんはさすがの音色。
トゥオネラの白鳥だけは起立しての演奏でした。
前半からして、聴き応えあり、手応えあり。

ニールセンの交響曲第5番は、第2楽章で一瞬、混沌とした雰囲気になりかけた印象がありましたが、曲本来の姿かどうか私は聴き込んでいません。
総じては、明快で輝かしい体感。
プログラム冊子の解説によれば、もっと深刻な曲なのかもしれませんが、いろいろなアプローチ、いろいろな感じ方があっても良いのかも…と思いました。

前半同様、身体は、豪快に見える指揮の動作ながら、腕、手はかなり詳細に指示を出し、繊細にして大胆。
太筆ではなく、かなり細かいスケッチの積み重ねでの音作り。
NJPの優秀な木管陣が大健闘です。
演奏終了後の指ダウスゴーさんは、お世辞で笑っているとは思えない嬉しそうな笑顔。
客席の入りは多くなかったですが、指揮者も元々、この曲目なら…と想定内だったかもしれません。
曲目、プラス、2週連続の定期演奏会という並び。
でも、ハーディングさん、ダウスゴーさんのスケジュールがそこしか取れないなら、そこに設定すべきことは明白(←音楽的には。財務的には違うかも。)
この曲目、このスケジュールを受諾したNJP事務局にも大拍手!です。

(3.11でA氏との関係がギクシャクする前は、こういう音が恒常的に鳴っていたよなぁ…と思い起こします。
新監督との相性は私は存じ上げませんが、また復活して、客演指揮者とも名演を奏でてほしいと期待しています。
その兆候は十分にあると感じています。
幸い、個々には高度の技量を有する名手の大半は残留しています。
一聴衆の分際で、偉そうにすみませんが。)
(もっとも、前回のダウスゴーさんの客演は、3.11の翌年の2012年ですが。)

ニールセンの交響曲第5番って、そんなに演奏されないですかね?…と思って自分のPCのHDDを検索したら、私自身もほとんど生で聴いていませんでした。
前回聴いたのは1988年のサロネンさん指揮のN響定期。
記録はありましたが記憶はあまり無し。
(↑ブログを始めた理由のひとつが、記憶の補完ですので、致し方ありません。)

ヴァンスカ様が読響とニールセン・ツィクルスをやったらしいですが、その時期の私は勤務地などの関係などで、コンサートにはあまり通っておらず、土曜開催で確実に行ける東響定期以外の情報はシャットアウトしていたと思います。
ネットを検索すると、2005年頃のようです。
えすどぅあさん@esdur_josquin のブログがヒットしました。
勝手にリンク貼ってすみません。m(_ _)m

ニールセンの交響曲第5番の録音は、コンドラシンさんが亡命後、まさにこれから…という時に亡くなって、遺作として発売されたコンセルトヘボウとのライヴ録音のシリーズ(フィリップス盤)の中に入っていて、あれは名演だったと記憶しています。

…と、当日の演奏会のこと以外も書いてしまいましたが、個人的には結構好きな曲で、NJPの今季ラインナップが発表になった時に、え!ダウスゴーさんが5番を振ってくれるの!と嬉しかったので、首を長くして待っていた演奏会でした。

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