ラーツ/ハンガリー・ジュール・フィル(2016/05/05)
2016年5月5日(木・祝)16:45
東京国際フォーラム・ホールA
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
公演番号:314
四季をめぐる旅~ライプツィヒの春・アンダルシアの夏の夜
指揮:マールトン・ラーツ
ハンガリー・ジュール・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ:ルイス=フェルナンド・ペレス
シューマン:交響曲第1番「春」
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」
ファリャ:火祭りの踊り(アンコール)
最後はペレスさんが全部持って行った感もありますが、全般的にも満足度の高い公演でした。
この日の10:00開演の公演で、動物の謝肉祭のオケはハンガリー・ジュール・フィル。
芯のあるオケの音に魅せられて、この公演も聴くことにしました。
弾力性のある音、しなやかな弦の音、芯のある音。
まあ、斜に構えた言い方をすれば、「朝の動物の謝肉祭は精鋭選抜だったのね」という感も多少あります。
それでも、アンサンブルとしてのまとまりの良さは健在。
オケの音色というものが確立されているのでしょう。
シューマンを聴く喜びを感じさせる中欧の音。
特に、後半2楽章が高揚した演奏になりました。
交響曲の後に、ピアノ側窓が入って「スペインの庭の夜」、アンコールに「火祭りの踊り」と、ファリャが2曲。
ペレスさんのピアノ、アンコールになって足かせが外れたように感じた…と言ったらオケの悪口になってしまいますが(確かに軽妙さとか、スピード感は感じないオケの音でした)、それはそれとしてオケ伴での演奏も、それなりに楽しみました。
この公演、直前でも、1階席前方の端の席を買えました。
NHKホールでのN響定期公演で言えば、1階B席のような場所ですので、音はまずまず。
この広大なホール、客席は1階後方は見事に空席、2階も最後部以外は空席多数。
「大ホールがこの入場率では、LFJのビジネスモデルが成り立たないよね」と余計なことを考えてしまいますが、まあ、私が心配することではありません。
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