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2016年5月20日 (金)

ラザレフ/日フィル(2016/05/20)

2016年5月20日(金)19:00
サントリーホール

指揮:アレクサンドル・ラザレフ
日本フィルハーモニー交響楽団

(第680回東京定期演奏会)
【ラザレフが刻むロシアの魂SeasonⅢショスタコーヴィチ5】

チャイコフスキー:組曲第1番
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番

20時40分くらいには終演。
短い演奏会になりましたが、充実していて物足りなさ皆無。

「交響曲の第3楽章(終楽章)をアンコールするのでは?」と予想していましたが、そんなことはありませんでした。
第3楽章が始まった瞬間、気合いの入り具合で、「アンコールは無さそう」とわかりましたが。

前半のチャイコフスキーは上質の布の手触りのよう。
磨き上げた上に、つや消し加工まで施したような芳しい音がホール空間を包む。
極上、極上。

初期の頃は「繊細さはインキネンさんの方が上かな?」と思ったこともありましたが、ラザレフさんが求めていたのは、こういう“強奏でも飽和しない繊細さ”だったのでしょう。

後半のショスタコーヴィチでは、前半で高貴だった方が、ベールを脱いで野獣に変身したような感もありましたが、それはそれでラザレフ節の炸裂を堪能。
前半に比べてごく一部に荒削りの感もあったとは思います。
でもそれをあげつらうことに意味はありません。
逆にそれがパワー炸裂感を強めていたことも事実です。

第3楽章で最強奏になっても飽和感は無し。
後味ももの凄く良い演奏会でした。

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