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2016年6月26日 (日)

ルスティオーニ/東響(2016/06/26)

2016年06月26日(日)14:00
サントリーホール


指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
東京交響楽団

(第641回定期演奏会)
ヴァイオリン:フランチェスカ・デゴ

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」
(アンコール)
パガニーニ:24のカプリース~第16番(アンコール)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

「ルスランとリュドミラ」という曲が曲とは言え、いきなりハイテンションで猛スピード、そして、次から次へと、急コーナーを難なく曲がる。
ルスティオーニさんのハイテンションも素晴らしいですが、全く乱れずに追従する東響の安定感も凄い。
もちろん、追従するようにリハーサルを重ねたにせよ。

続くショスタコーヴィチは、デゴさんの音がルスティオーニさんの音と方向性がピッタリで、聴いている限りは、息もピッタリ、音色もピッタリ。
このコンビ、相当に相性が良い。
なのに、ステージ上ではなんとなくよそよそしい。
なんで?…と思ったら、演奏会が終わってから知りましたが、お二人は夫婦とのこと。
ああ、そうか、そうだったんですが、ステージ上でラヴラヴに振る舞うわけにはいかないということでしたか。

スッキリ爽快でスピード感のある音はルスティオーニさんと同傾向、ただし、ヴァイオリンのとをたっぷり歌わせている分、スリム感は少し後退。
ソロのアンコール長くてお腹いっぱいの前半でした。

休憩後の悲愴もハイテンション。
ただ速いだけでなく、常にアクセルとブレーキを踏みかえ、振幅も変化させた快演。
指揮者が力むとオケの音が高効率で追従。
ルスティオーニさん、時には顔の表情でオケに指示を出していました。
東響の乱れぬ安定感は素晴らしいですが、もしかしてこれは、スダーン前監督がピリオド・スタイルで鍛えた“遺産”も効いていたかも…と思いました。

快速ノリノリだと、例えば第2楽章などで、音に深みがあれば…という気も少しするのは致し方ないかもしれません。
あるいは、当然、音に重量感はなく、軽めの印象もあり。
だからと言って、そのような“欲張り”な聴き手の感情を黙らせるだけのものが多々あった大熱演だったと思います。
体験出来て幸せでした。

20160626

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