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2016年7月 3日 (日)

園田隆一郎(P&お話し)(2016/07/03)

2016年7月3日(日)15:00
湘南台文化センター市民シアター

園田隆一郎のオペラを100倍楽しむ方法Vol.3
ピアノ&お話し:園田隆一郎

ソプラノ:高橋薫子
メゾソプラノ:脇園彩

モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」~「妹よ見てごらん」(高橋・脇園)
モーツァルト」「フィガロの結婚」~「恋とはどんなものかしら」(脇園)
モーツァルト」「フィガロの結婚」~「恋人よ早く来て」(高橋)
モーツァルト」「フィガロの結婚」~「開けてよ早く」(高橋・脇園)
ロッシーニ:「亡命者」(脇園)
ロッシーニ:「赤ちゃんの歌」(高橋)
ロッシーニ:「ラ・チェネレントラ」~苦しみと涙のうちに生まれて」(高橋・脇園)
アーン:「もし私の詩に翼があれば」(高橋)
ビゼー:「カルメン」~「セヴィリアの城壁近くの酒場で」(脇園)
グノー:「ロメオとジュリエット」~「私は夢に生きたい」(高橋)
ドリーブ:「ラクメ」~「白いジャスミンとバラの下で」(高橋・脇園)
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」~「酷い運命よ」(脇園)
ロッシーニ:「セミラーミデ」~「麗しい光が」(高橋)
ロッシーニ:「セミラーミデ」~「永遠に忠実な心を」(高橋・脇園)
山田耕筰:「この道」(脇園)(アンコール)
木下牧子:「竹とんぼに」(高橋)(アンコール)
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」~「今の歌声は」(高橋・脇園)(アンコール)

会場の市民シアターは初めて行きました。
音楽専用ホールではなく、演劇などを想定したホールと見受けましたが、客席が半円形、かつすり鉢状に配置され、舞台が非常に見やすい。
その配置が、おそらく残響少なめにもかかわらず、ピアノも声もはっきり聞き取れる好感の音響効果を生んでいたように思います。
約600席というキャパも、こういう演目にはちょうど良いかもしれません。

可憐でコロコロ転がるような高音が楽しく快い高橋さん、深みのある声ながら重々しくなく高音に駆け上がることも可能な脇園さん。
二人に共通するのは「芸達者」!!です。
歌っている時のちょっとした仕草も、オペラの舞台経験から来る自然なもの。
顔の表情も豊か、そして、当然のことながら声の表情も多彩。

脇園さんは若手ながら、既に海外で舞台経験を積んでいる自信が、声と所作に表れる好演。
高橋さんはこの上り調子の若手とパワーで張り合おうとせず、持ち味の美声をコントロールし、だからと言ってパワー不足の感もない貫禄(←貫禄という言葉が似合わないほどの美声ですが)。

もちろん、れっきとしたオペラのマエストロが、ピアノを弾きながらリードしたからこその表現も多々あったのでしょう。
ピアノは、ピットでの経験が豊富な指揮者が弾く以上は、単なる伴奏になるはずもありません。
最初のうちこそ、マエストロ、本当はピアノではなく、オケでつけたいのだろうなぁ…という印象もありましたが、曲が進むにつれてそんな印象は後退し、ピアノは歌に絶妙に寄り添い、時には一瞬前に出たりして楽しい。

何よりも、3人とも舞台を楽しんでいるのが聴衆にも伝わってきました。

園田隆一郎さんは、藤原歌劇団「ルチア」(2011年)、「夢遊病の女」(2012年)以来、ずっと非常に気になる指揮者でしたが、巡り合わせが悪くてずっと聴けませんでした。
つい先日に開催された日生劇場の「セビリアの理髪師」も、体調が思わしくなく、聴けませんでした。
ピットで聴きたい指揮者ではありますが、ピアノであっても聴けたことを喜ぶべきでしょう。

園田隆一郎さんは、トークの方も面白い。
イタリアオペラのことは、語りたくて、語りたくて、たまらないのでしょうか。
それが当然、音に表れているように思いました。

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