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2016年9月17日 (土)

上岡敏之/新日本フィル(2016/09/17)

2016年9月17日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:上岡敏之
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第562回定期演奏会
 トパーズ<トリフォニー・シリーズ>)
ピアノ:アンヌ・ケフェレック

モーツァルト:交響曲第33番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ヘンデル(ケンプ編曲):メヌエット
(アンコール)
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲第1番(管弦楽版)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
(アンコール)

前半のモーツァルトは、シャープな音像、プラス上岡さんのスパイスを内包しながらも、柔らかく美しいオケの音。
ピアノは上品極まりな味わい深さ。
これを至福と言わずして何と言いましょうか。

アンコールのヘンデルも、ピリオドのピの字もない美しさ。
「ケンプ編曲」って、ウィルヘルム・ケンプさんでしょうか。
実は、協奏曲でケフェレックさんのピアノを聴きながら、「ケンプ」の名前を想起したのです。
ケフェレックさん、私は「いつでも聴ける」と、あまり聴いてこなかったきらいがありますが、もっと聴くべき、私好みの音を鳴らすピアニストでした。

さて、後半のシェーンベルク編のブラームス、最後が「一気呵成」であったことは事実ですが、最後だけ「取って付けた」煽りではありません。
そこに至るまでの、時には歌い、嘆き、揺さぶりながら、美しい緊張感を維持した後の爆発。
周到に準備された爆発かもしれません。

アンコールのハンガリー舞曲も、本編からの連続性を感じるような選曲と演奏。
上岡さんの、ダンスのような指揮から繰り出される揺さぶりに、NJPがかなりの確度で反応していたのは嬉しい。
アンサンブルとしても全体の均質感がありました(戻りつつあると言うべきかもしれませんが…)。
フル編成で鳴らしたときに、これだけ音が溶け合って、かつ飽和せずに音がホール空間に飛翔するNJP。

やっぱり、オケの皆さん、ちゃんと面倒見てくれるシェフを戴きたかった、首を長くして待っていたのでしょうか。
指揮(踊り)に全力で追従すると、ちゃんとドカンと一丸となった音が鳴って、会場からは大拍手とブラボー、めでたし、めでたし。

新監督就任披露の2公演は上々だったのではないでしょうか。

今度こそ、NJPの未来は明るい!(…と心から願ってます。)

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