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2016年9月23日 (金)

チョン・ミョンフン/東京フィル(2016/09/23)

2016年9月23日(金)19:00
サントリーホール

指揮:チョン・ミョンフン
東京フィルハーモニー交響楽団

(第884回サントリー定期シリーズ)
ピアノ:チョ・ソンジン

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」~第2楽章
(アンコール)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
ベートーヴェン:交響曲第7番~第4楽章
(アンコール)

チョ・ソンジンさんのピアノ、美しい高音をちりばめてはいますが、もっと音に深みが欲しい。
まだ若いから、百戦錬磨の熟練ピアニストと比べてはいけないとは言え、ビッグネームの指揮者の貫禄勝ち!(当たり前)
でも、第2楽章のニュアンスはなかなか良かったなぁ…と思ったら、アンコールに悲愴ソナタの第2楽章で、これが好印象、めでたし、めでたし。
速いテンポの場面よりも、ゆっくり歌わせるように弾く場面の方が、今のチョ・ソンジンさんは、良さが際立つかもしれません。
ただ、絶妙のニュアンスという印象はなく、もっと懐の深い音が欲しい。
20年後に聴いたら、全く違う感想を述べる可能性はありそうですが…。

後半の「田園」は、描写ではなく感情の表現…を絵にしたような(←矛盾)味わい深い演奏。
ふわっと力を抜いたようでいて、オケの皆さん、身をよじり、渾身の力で演奏して、鉄壁のふわっとした(←矛盾)アンサンブル。
繰り返しも、単なる反復でない音の変化。
奇をてらったところはなく、あくまでも正攻法。
しかし、随所にちょっとしたアクセントは加味。
それでも、仕掛けをしているような体感はなく、あくまでも自然。
最高に幸せなひと時でした。

このまま終わって欲しかった感もありますが、アンコールに7番の4楽章。
まあ、これを聴いて文句を言ったら叱られるでしょう。
チョンさんと東フィルって、私はなぜか、これまでは、豪快だけど荒っぽく感じることが多かったのですが、今宵はその印象は皆無。
…と言うことは、私がこれまでに聴いたこのコンビで最良の演奏だったということですね。
素直に興奮しましたが、やっぱり贅沢とは言え、田園だけで終わった方が…という思いは残ります。
すみません…。

この日は、17:00少し前まで出張先に居て、高崎駅で新幹線に乗ったのが17:39。
東京駅に18:32着。
タクシーに乗り、開演10分前にホールに到着、間に合いました。
今季は蓄積した疲労で鑑賞を自粛することも多かったですが(空席をつくってすみません)少し元気になってきました。
演奏を聴いて、さらに元気になりました。
ちょっとナーバスな出張が無事に終わったこともあったかもしれませんが…。

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