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2016年9月24日 (土)

スダーン/東響(2016/09/24)

2016年09月24日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団

(第644回 定期演奏会)
ファウスト(テノール):マイケル・スパイアーズ
メフィストフェレス(バス):ミハイル・ペトレンコ
ブランデル(バス):北川辰彦
マルグリート(メゾ・ソプラノ):ソフィー・コッシュ
児童合唱:東京少年少女合唱隊
混声合唱:東響コーラス

ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」

スダーン前監督が出てきたときの会場の拍手の温かいこと!
在任中もそうでしたが、名誉職となってからも、スダーン&東響のコンビは終わっていません。

前監督が振れば東響はこういうピリオド寄りのトーンになるよ…と斜に構えて聴くことを許さない音の噴水。
オケはソロ歌手の伴奏ではなく主役、合唱も主役、ソロ歌手も当然主役、みんな主役のオペラではない交響曲のような物語。

ファウストの地獄落ちがクライマックスだった感もありますが(すみません)、あれは凄かったので致し方ありません。
ファウストとメフィストフェレスの掛け合いが白熱し、それをオケのざわめきと合唱が支えるような煽るような…。
最後の一声を、相当にインパクトのある声で発したファウストは、その後もしばらく動かずに起立し続けたほど。
在任時を凌駕するかのようなスダーン監督の渾身の力演。

昨今は「演奏会形式」と表記されることもある曲ですが、オケはピットに入って伴奏をしていれば良いと言うような作品ではありませんね。
ソロ歌手が気合の熱演だったので印象をさらってしまった感もありますが、オケも、合唱も、みんな、みんな、旋律の一つ一つが戦慄もの…の多層構築…の噴出するパワー。

ややピリオド寄りに染まったオケの音(特に弦楽器)ですが、それでもこれだけの大編成で音を織りなすとピュアだけど巨大な音響がホール空間に轟きました。
サントリーホールだから潤いのある音になりましたが、翌日のミューザ川崎の高分解能の音響だと、どうなる(鳴る)か…(行けませんけど)。

もしかしたら私は、色々巡り合わせが悪くて、スダーン監督退任後、今夜初めて聴いたかもしれません。
ファウストの劫罰も、私はめちゃくちゃ久しぶりの鑑賞でした。
もしかしたら、デュトワさんが初めてN響定期を客演で振ったとき以来??
ちゃんと予習すれば良かった、聴いたことあるよと甘く見ていました。
すみません。

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