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2016年9月11日 (日)

山田和樹/オーケストラ・アンサンブル金沢(2016/9/11)

2016年9月11日(日)15:00
すみだトリフォニーホール

指揮:山田和樹
オーケストラ・アンサンブル金沢

(岩城宏之メモリアルコンサート 東京公演)
ソプラノ:吉原圭子
バリトン:与那城敬
合唱指揮:根本卓也
東京混声合唱団

リゲティ:ルクス・エテルナ(無伴奏合唱)
ベートーヴェン:交響曲第2番
フォーレ:レクイエム

一曲目のリゲティは指揮と合唱だけ。
ヒーリング音楽のようでいて、実は表面的でないハーモニー。
均質的なハーモニーのようでいて、多層的のようでもあります。
プログラム冊子によれば、やらぎ、ずらしなどの技を駆使して、極めて複雑に組み合わせたものとのことです。
その複雑な構造の曲を、聴衆に対しては難しく響かせない、難しく感じさせないヤマカズ・マジック。

合唱が退場した後はオケが登場。
ヤマカズのベートーヴェン、凄い!
素晴らしい!
小編成と思えない重量感。
かなりの強奏ですが、アンサンブルは強固で、さらには切れ味も兼ね備えます。
そのアクセントの数々が、指揮の微細かつ俊敏な動作から生み出される。
前半が終わった時点でブラボーも多数飛び、大盛り上がり。
オケからも、休憩前にして、起立せずにマエストロに拍手を贈る賛辞が出ました。

ヤマカズのベートーヴェンは、以前、横浜シンフォニエッタの7番を聴いたことがありますが、その時の感想を読みかえすと、あざといくらいに煽り…と書いていました。
この日の2番は、あざとさは感じられず、ごく自然に、スケール大きく導いた印象です。

後半はフォーレのレクイエム。
強奏(強唱)に感じる場面も多く、その分、透明感は後退する場面が多々ありましたが、これはエネルギーに満ちたレクイエムと言うべきなのかもしれません。
死者のための…であっても、エネルギーに満ちている演奏??
未来志向の演奏かも。

この日は、岩城宏之メモリアルコンサートでした。私の席からは見にくかったが、ステージ上に岩城さんのお写真。
これからも、残された私たちは、意志を継いでがんばりますよ、みたいな?

20160911

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