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2016年10月20日 (木)

バッティストーニ/東フィル(2016/10/20)

2016年10月20日(木)19:00
サントリーホール

指揮・演出:アンドレア・バッティストーニ
東響フィルハーモニー交響楽団

(第887回サントリー定期シリーズ)
チェーコ(バス):妻屋秀和
イリス(ソプラノ):ラケーレ・スターニシ
大阪(テノール):フランチェスコ・アニーレ
京都(バリトン):町英和
ディーア/芸者(ソプラノ):鷲尾 麻衣
くず拾い/行商人(テノール):伊達英二
新国立劇場合唱団

マスカーニ:歌劇「イリス(あやめ)」(演奏会形式)

歴史のフィルタを正しいと見るか、フィルタを通らなかった作品をすくいとることに価値があるのか…。
私は前者のような印象を持ちましたが…。

ただ、出演者全員の献身的な熱演は明らかです。
それだけに、この終演後の感覚は…。

第1幕の後に休憩1回。
その時点では、まだ後半に備えてセーブしているのかも…と思いました。
確かにそういう要素が無かったとは言いません。

第3幕では、特にイリス役のスターニシさんは、やはりパワーを第3幕にとっておいたのか…という感もあり。
終わり良ければ全て良し…のはずが…。

歌唱と演奏に何の不満もありませんが、悲劇のはずなのに最後に輝かしく高らかに終わるのは多少の…いや、かなりの違和感も…。
最後の「死を祝福する」ようなあれは…。

有名作品と比較すれば良いというものではありませんが、蝶々夫人のエンディングに比べて…。
いや、日本を舞台にしていない、しかも豪華絢爛を絵に描いたようなアイーダですら、ラストは全然違います。
椿姫だって…。
やっぱり私には理解不能…かも。

…と思ったら、東フィルのプログラム冊子に、イリスと蝶々夫人「この2つのオペラはあまりにも違っており、比較するという目的のために、これほど不適格な候補はあるまい。」と…。比較してすみませんでした。m(_ _)m

繰り返しますが、歌唱と演奏は献身的熱演です。
東條先生に「定期であんなに素晴らしい演奏をするオケがピットでは…」と酷評されることもある東フィルが、その定期で経験豊富なオペラを演奏すれば、当然「素晴らしい演奏」になるのは明らか?

それでも、他にもいろいろありました。

「指揮・演出:バッテゥストーニ」ということは、あの客席を使ったのもバッテゥストーニさんの考案なのでしょうか。
1階席前方の人には視覚的にハンディがあったような気も少々。
私は10列目くらいだったので、ギリギリ何とか…。

それから、照明装置なのか字幕装置なのかわかりませんが、静寂の場面で排気ファン?のような暗騒音を感じるのはトゥーランドットの時と同様。
まあ、コンサート専用ホールでのオペラの宿命でしょうか?

あと、舞台進行を急ぐような場面が気になりました。
第1幕の後、早めに客席の照明を明るくして、拍手を終わらせようとしたり…。
第2幕と第3幕の間は休憩無しですが、拍手が続いているのにオケがチューニングを開始して拍手をとめてしまったり。
演奏中も、途中でほとんど拍手しませんでしたね。
アリアの後の拍手は無いオペラなのでしょうか??

やっぱり、100%でないにせよ、歴史のフィルタは概ね正しい…??
アルブレヒトさんが読響でシュポアばかりのプログラムを振った時のことをなぜか思い出したりして…。

201610201

201610202

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