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2016年11月 6日 (日)

下野竜也/東京シティ・フィル(2016/11/06)

2016年11月6日(日)14:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:下野竜也
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第301回定期演奏会)
ピアノ:菊池洋子

モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
ベルリオーズ:幻想交響曲

モーツァルトは、最初のオケの音が鳴った瞬間、おっ、力強い!と思いました。
可愛らしいだけのモーツァルトではなく、後期交響曲にも通じるしなやかで美しいオケの音。
ピアノが鳴る出すと、これはもう、ベートーヴェンの初期のピアノ協奏曲にも通じる華麗な音。
モーツァルトのピアノ協奏曲が後2曲、27番でもうすぐ終わってしまうというようなことは全く考えられない楽しさです。

後半の幻想交響曲は、オケは特に弦楽器群(木管も、かな)の下野さんの棒への追従と、音像の体現が見事。
金管は所々、ん?と思う箇所があったにせよ、また、強奏は金管の音にさらに磨きが欲しかったにせよ、全般的には、荒削りではない洗練された幻想交響曲が鳴り響いたと言うべきでしょう。

パワフルだけどしなやか。
芳しい芳香すら感じられる美演だけど力演、最後は豪演。

5年前の下野さんだったら「精一杯頑張ってる」感が少し出ていたのですが、今はいとも簡単に、とてつもなく巨大だけど飽和しない音響がとどろきます。

定期会員をやめて久しく、今は1年間に片手で数えるほどの鑑賞回数なので、うかつに比較はできませんが、…。
なおかつ、この日は2回正面の席という、滅多に座らない席だったので、いつも座っている舞台に近い席とは比較できませんが、…。
これほど溶け合ったシティ・フィルの美音を聴いたのは初めてのような気がしました。

プレコンサート

クラリネット:山口真由、須東裕基
ファゴット:皆神陽太

モーツァルト:ディヴェルティメント第3番K.Anh.229(439b)より

柔らかい木管の音が美しく溶け合い、これから本編でモーツァルトを聴く前の素敵なひとときとなりました。
山口さんと皆神さんは首席。
本編でも確かな技巧(技巧を感じさせない美音)を奏でていらして、ああ、シティ・フィルの木管セクション、充実してきたな~と、嬉しくなりました。
久しぶりの定期演奏会鑑賞、すっかり浦島太郎です。

20161106

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