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2016年12月18日 (日)

シュテンツ/読響(2016/12/18)

2016年12月18日(日)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:マルクス・シュテンツ
読売日本交響楽団

(第92回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)
ソプラノ:アガ・ミコライ
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:デイヴィッド・バット・フィリップ
バス:妻屋秀和
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

後悔しました、この1公演だけしか買わなかったことを。

かなりピリオド寄りのピュアトーンで、ティンパニは乾いた音でぶっ叩く。
それなのに暴力的でないどころか、旋律美も際立たせる歌い回し。
オケ、独唱、合唱の融合感。
全体としての統一感もありました。

弦のビブラートはゼロではありませんが極めて控え目。
かなり力強く、瞬発力もある指揮は、見た目は煽りに近い。
しかし、せかせかの印象も、粗雑な印象もありません。
ティンパニをあれだけ強打で連打させても粗雑ではないのです。

激しい動きの第1、第2楽章ですら旋律美が…と思いましたが、第3楽章のピュアトーンの美しさはさらに極上。

第4楽章では、独唱だけの場面もしっかりと棒を振って歌手に丸投げの放任はせず。
P席で聴いていて音響について偉そうなことは言えませんが、独唱も浮かず、オケと合唱も分離せず遊離せず、融合したハーモニーの美しさ。
これはもう、会場の音響がどうのこうのでは無く、マエストロが鳴らし方を心得ているとしか思えません。
ところどころ加えるアクセントも嫌味にならず。力強い指揮姿に導かれた高揚にて興奮の終結。
いや~素晴らしかった。
定期演奏会に持ってきても良いような名演。

読響をピュアトーンに染め上げた指揮者の手腕はおそらく本物。
それに応えてピュアトーンに染まった読響も素晴らしい。
読響はシュテンツさんをカンブルラン様の後継候補の一人として(←カンブルラン様に離任されても困りますが)客演陣に加えておいた方が良いのでは?
シュテンツさんの指揮でベートーヴェンの交響曲全曲を聴いてみたくなりました。

201612181

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