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2017年2月18日 (土)

飯守泰次郎/神奈川フィル(2017/02/18)

2017年2月18日(土)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:飯守泰次郎
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

(定期演奏会みなとみらいシリーズ第327回)

ベートーヴェン:交響曲第8番
シューベルト:交響曲第8番「グレート」

この日の私は結構疲労がたまっている体調だったのですが、森林浴ならぬ“飯守浴”で、元気を回復した体感。

後半のシューベルトが、これでもか、これでもかと繰り出す飯守パンチ。
シューベルトはワーグナーじゃない。
ブルックナーでもない。
ああ、それなのに、それなのに、飯守さんの振るシューベルトは「飯守さんのシューベルト」になってしまうという…。
波状攻撃、連射、強打、快感、快感です。

この日の飯守さん、指揮をしながら声を出し、うなり声を上げ、気合い十分。
ここまでやられたら、長大な曲なのに全く飽きません。
次は何が出てくるか?とワクワク。
繰り返しに入るたびに「やった!儲かった!」と嬉しくなります(品が無くてすみません)。
永遠に終わらないでほしいくらいですので、3回も4回も繰り返していただいても構わなかったほど。
その長大さは、天国的と言うよりは、「雷鳴と電光」の連続のような、田園交響曲の第4楽章ばっかりのような。

かように強打の連射が強く印象に残るものの、旋律の美しさも比類がありません。
ただ単に美しいだけでなく、音に力がある美しさ、気合いの入った美しさ。
木管首席、中でもオーボエとクラリネットのソロは陶酔の境地と言いたいほど。
弦楽器群に旋律が移ってもまたまた比類のない美しさ。

最後はティンパニを、ここまで叩かせていいんですかい?というくらいに強打して終結。
唖然とした瞬間に終わってしまいました。
(私、半分ついて行けなかったかも。)

この最後のティンパニ強打は前半のベートーヴェンでも同様。
最後の最後は畳み掛けるぶっ叩きで爽快。
しかし、それ以外の箇所は、意外とスッキリ爽快系の音で縦の線も揃っていて(失礼!)、飯守さんの重低音を予想していた私はちょっとびっくり。
後半を聴いた後で思い起こすと、後半にパワーを取っておいたのかな?という感もありますが、それは相対比較でのこと。
前座などではない、十分に立派な演奏でした。

それにしても、神奈川フィルの皆さん、飯守さんの棒に慣れているとは言えないのに、振り回すような指揮にもびくともせずに追従します。
お見事!と言って良い熱演でした。

ロビーコンサート
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」~第2楽章。

第1ヴァイオリン:﨑谷直人、合田知子、澁谷貴子、森園ゆり
第2ヴァイオリン:久米浩介、大町滋、山下佳子
ヴィオラ:高野香子、劉京陽
チェロ:門脇大樹、迫本章子

弦楽合奏での演奏。
緩徐楽章とは言え、機動力が後退した感はあります。
その分、音の厚みが増す印象(当たり前ですが…)。
「機動力と厚みを両立するには指揮者が必要なのかな??」と思ったり…。

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