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2017年4月29日 (土)

鈴木優人/神奈川フィル(2017/04/29)

2017年4月29日(土)15:00
神奈川県立音楽堂

指揮・チェンバロ:鈴木優人
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

(定期演奏会 音楽堂シリーズ第10回)

ベートーヴェン:レオノーレ序曲第2番
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲BWV.1052
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア第1番~前奏曲
(アンコール)
ハイドン:交響曲第101番「時計」
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第1楽章
(アンコール)

終わってみれば、バッハの印象が断然。
ハイドン目当てで行った私ですから、鈴木優人さんのお名前からの先入観のせいではないと思います。

冒頭のベートーヴェンから、いきなり鋭い音。
透明感のある音色で、一撃、二撃、三撃、…連射!は爽快。

それが、バッハになって、鈴木雅人さんの弾くチェンバロの音が間断なく紡がれると、空気感は一変。
あのチェンバロの音はもう、妙技としか言いようがありません。
聴き手は、ただただ、うっとりして聴き惚れるのみ。
弾き振りでこんな音を鳴らされたら、オケだって呼応せざるを得ないでしょう。
アンコールのソロを含めて、もう、めろめろになりました。

休憩後のハイドンも、ベートーヴェンと同様に、やはり透明感のある音。
ピリオドらしい、スピード感とリズム感の爽快な演奏ですが、この音色の透明感が他のピリオド演奏と異なる鈴木雅人さんの特徴(個性)かもしれません。
味わい深さ(音の深み)よりも、勢いの側面が強いですが、それを爽快感をもたらす、良い意味でに「若い音」です。
(バッハは、これらと違って、熟成感があったかも。)

アンコールのアイネ・クライネ・ナハトムジークは、弦楽合奏+ファゴットの編成だったそうで、演奏中は気がつきませんでしたが(←何を聴いてるんだか)、カーテンコールでファゴットの起立があったので「あれ?」と思い、あどで神奈川フィルのツィートで真相を知りました。

この演奏会、繰り返しになりますが、弾き振りしたバッハがさらに素晴らしく、協奏曲が序曲と交響曲を、少しを食ってしまった感もあったりしますが、ともあれ、ハイドン好きの私としては、嬉しい演目でした。

この月はオケ主催公演で「太鼓連打」(カンブルラン/読響)と「時計」(この演奏会)が聴けて幸せです。

なお、この日は2017年のゴールデンウィーク初日でした。
海外渡航に絶好の日の並びですが、今の私は、介護など色々あって、海外に出かけるなんて絶対に無理な状況です。
2007年の最初で最後の海外遠征(ウィーンで小澤さんの指揮するオランダ人を観ました)から10年が経過してしまいました。
ちなみに、シュナイトさんが神奈川フィルのシェフになったのも2007年でしたね。
シュナイトさんの頃に比べると、神奈川フィルの音もずいぶん(良い方に)変わりました。

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