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2017年4月30日 (日)

藤原歌劇団「セビリャの理髪師」(2017/04/30)

2017年4月30日(日)14:00
昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ

藤原歌劇団
ロッシーニ:セビリャの理髪師

(アルテリッカしんゆり2017)

正直、第1幕の最初の方は、どうなることかと思いましたが、尻上がりに良くなり、終わりよければ全て良し、めでたし、めでたし。

その、第1幕の最初の方で、どうなることかと思っていた舞台に活(喝)を入れたのがロジーナ役の丹呉由利子さん。
技巧的歌唱も、声の美しさも、演技も、全て素晴らしい。
丹呉さんは、プログラム冊子によれば、脇役でオペラの舞台経験を積んだ上で、今回が主役級でのデビューとのことです。
実はどちらかと言うと前日の脇園彩さんの方を聴きたかったのですが(すみません)、日程の都合がつかず、やむなく2日目のこの日を選択したのですが、丹呉さんの舞台に出会えて本当に良かったです。

フィガロ役の押川浩士さんも、存在感のある歌唱でした。
ロッシーニらしい軽やかさや技巧的声のコントロールとは少し違う印象もありましたが、芸達者であることは事実。

進行して、舞台上の流れがスムーズになるに連れて、ドン・バルトロも、ドン・バジリオも、ベルタも、芸達者の側面が良い方に出てきました。

伯爵は、これまた尻上がり(つまり、第1幕は、う~~ん)で、最後は頑張って大喝采を浴びました。

ピットのオケは、第1幕では、時折シンフォニック過ぎるように感じる時もあり、声をかき消すような場面も…。
ここぞというところで、歌手の声をかき消すくらいまでオケを鳴らさなくても…と思ったり…。
しかし、第2幕ではそんな場面はありませんでした。

演奏会ではあまり音響が良いと感じないテアトロ・ジーリオ・ショウワですが、構造上、オペラには向いているはず…と思っていました。
私はこの日初めてここでオペラを鑑賞する機会を得ましたが、やはり良く鳴ります。
ピットのオケもステージ上に配置されたときとは雲泥の差。
歌手にも優しい空間のキャパです。
やはりこの劇場は、コンサートホールではなくて、オペラハウスなのでした。
そして、オペラハウスとして見た場合、素晴らしい空間です。

ロジーナ:丹呉由利子
アルマヴィーヴァ伯爵:黄木透
フィガロ:押川浩士
ドン・バルトロ:田中大揮
ドン・バジリオ:上野裕之
ベルタ:吉田郁恵
フィオレッロ:田村光貴
隊長:小田桐貴樹

指揮:佐藤正浩
演出:松本重孝
合唱:藤原歌劇団合唱部
管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ

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