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2017年5月27日 (土)

尾高忠明/読響(2017/05/27)

2017年5月27日(土)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:尾高忠明
読売日本交響楽団

(第96回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)
ハープ:グザヴィエ・ドゥ・メストレ

芥川也寸志:弦楽のための三楽章「トリプティーク」
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ハープ版)
ファリャ:「はかなき人生」~スペイン舞曲第1番
(アンコール)
ブラームス:交響曲第1番

冒頭の「トリプティーク」もブラームスも、贅肉のない筋肉質のサウンドでした。

「トリプティーク」では切れ痔も感じましたが、ブラームスでは、非の打ち所がない反面、もう少しサプライズがあっても…と思って聴いていました。
(尾高さんのエルガーやウォルトンの演奏では、それがあるのです。)
しかし、最後の最後に、往年の巨匠風のスケール感と畳み掛けが出現!
失礼いたしました。

ハープ盤のアランフェス協奏曲は、作曲者自身の編曲とのことです。
少なくともオーケストラが演奏するような空間においては、ギターのハンディから解放されたような印象があります。
(ギター奏者の皆様には申し訳ありません。でも、ギターだとPAを使いますよね。)
ただ、何事にも副作用はあるようで、原曲の持つ素朴感は少し失われたような気も。

メロディは聴き慣れた曲ですが、表情はかなり違います。
ショスタコーヴィチ編曲のシューマンのチェロ協奏曲のような、そこまで行かなくても、マーラー編曲のシューマンの交響曲のような(←なぜかシューマンばかり…)。
もちろん、“化粧が施された”感は、オケではなく、ソロ楽器の方ですが…。
パワーアップしたけど“微妙に違う感”があって、ちょっと面白い体験でした。

ソリスト・アンコールは、本編よりもさらに制約から解放されたような、自在なる快演でした。

20170527

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