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2017年6月10日 (土)

新国立「ジークフリート」(2017/06/10)

2017年6月10日(土)14:00
新国立劇場

ワーグナー:ジークフリート

前回の鑑賞日と微妙に異なる上演でしたが、どちらが良い、悪い、と言うわけではなく…。

オケの音は、さらに少し音の練り上がりが向上していると感じました。
その分、少しだけ緊迫感が後退した感もありますが、余裕度が増したとも見ることができ、無理しないでより大きなスケール感が出ていたような印象です。

第1幕でのジークフリートとミーメ、さすらい人とミーメの掛け合いも、余裕をもってヒートアップ。

前回のさすらい人は、「第1幕にピークをもってきたのかな?」という感もありましたが、この日は第2幕以降もパワーが落ちず、この日の方が良かったと思います。

第2幕では、ミーメやジークフリートだけでなく、アルベリヒも、声の表情付けだけで壮絶な演技。
声だけで完結しているくらいなのに、演奏会形式ではありませんから、当然、動き回るので、耳目を釘付けにせざるを得ません。
(あれ?前回鑑賞時、私はあまりアルベリヒの記憶がないのですが、私は何を聴いていたのでしょう??)

この日の席は、前回と正反対の側で、ピットの中のヌヴーさんや甲藤さんが、絶妙にソロを継ぎ目ない“東響の音”でつなぐ様子がよく見えました。
最上さんはさすがにピットの中で吹くわけにはいかないでしょうが、吹いているところを見てみたいです。
(新国立さん、撮影してYouTubeにでもあげていただけないでしょうか?)

ちなみにダンサーの姿は、前回は反対側だったので見えましたが、今日の席からは全く見えず(前回見たので想定内)。
“安い席で舞台の近く”となると眺望に難がある(死角がある)のは当然でございまして、文句があるなら高価な席を買え…でしょうが…。

閑話休題。

第3幕はでもピットのオケの音の練り上げ感は素晴らしい。
この日はまさに「溶け合い」、。
最後の幕切れもほれぼれするような音です。

出ずっぱりのジークフリートもは、第3幕の中盤では最後若干、疲れもあったのでしょうか?
しかし、ブリュンヒルデが歌っている間に息を整えたのか??すぐに持ち直したのかな??
まあ、そうは言っても、グールドさんの全幕の中で「相対的に」のレベルです。
全幕を通して、これだけのパワーとスタミナで、文句など言えません。

最後に出てきて良いところを持っていくブリュンヒルデは余裕のパワー?

ネット上の情報と、自分の数少ない複数回鑑賞経験から推測するに、新国立(だけじゃないかもしれませんが)のオペラ上演って、日によってかなり違うことも多いのではないかと思います。
前回(2日目ですね)のちょっと張りつめた上演も、余裕が出てきた?この日(4日目ですね)の上演も、それぞれ少し違う良さがあって素晴らしいプロダクションでした(演出は横に置いて)。

スタッフ
指揮:飯守泰次郎
演出:ゲッツ・フリードリヒ
美術・衣裳:ゴットフリート・ピルツ
照明:キンモ・ルスケラ

キャスト
ジークフリート:ステファン・グールド
ミーメ:アンドレアス・コンラッド
さすらい人:グリア・グリムスレイ
アルベリヒ:トーマス・ガゼリ
ファフナー:クリスティアン・ヒュープナー
エルダ:クリスタ・マイヤー
ブリュンヒルデ:リカルダ・メルベート

管弦楽:東京交響楽団

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