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2017年6月24日 (土)

下野竜也/東京シティ・フィル(2017/06/24)

2017年6月24日(土)14:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:下野竜也
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第307回定期演奏会)
メゾソプラノ:池田香織

フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
ワーグナー(ヘンツェ編):ヴェーゼンドンク歌曲集(女声のための5つの詩)
ドヴォルザーク: 交響曲第6番

前半は下野さんが意図したかどうかはわかりませんが、フンパーディンクとワーグナーの格の違いが目から鱗でした。

ヴェーゼンドンク歌曲集が始まったとたん、おおっ!こりゃ、ワーグナー作品だぁ…って当たり前ですが…。
池田さんの声も、まさにワーグナー作品にふさわしい。
ヘンツェ編曲のスリムなオーケストラ・パートの音像が、声をさらに際立たせた側面もあるかもしれません。
そう、ヘンツェ編曲なんです。
ああ、それなのに、それなのに、ワーグナーの音楽の存在感!

それよりも大編成で演奏されたフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲の方が、当然、音のゴージャス感はある…はずなのですが、並べて聴いてみると、「さすがはワーグナー!」感じてしまうのは、ワーグナーという名前から来る私の先入観のせい?

いやはや、短い前半で、こんな体験をさせていただくとは…。

そして休憩後は下野さんの18番のドヴォルザークの6番。
数ヶ月前に群響でも聴いた曲ですが、まさに今、目の前で豪演が生まれる瞬間を堪能しました。

第1楽章から飛ばしちゃって、始まってすぐにクライマックス作っちゃって、この後スタミナが続くんですかい?と思っていたら、最初の繰り返しが入って、まだ繰り返しの前だった…という…。
でも、スタミナの心配(オケもです)は杞憂でした。
もう、随所でオケが炸裂、いや、爆裂。
こういう音に鳴った(成った)のはシティ・フィルの演奏スタイルゆえかもしれませんが、こういうがむしゃら感のある演奏も聴きごたえあり。

私はそんなに数多く下野さんを聴いていないので勘違いかもしれませんが、近年の下野さんはスケール感が増すとともに(読響正指揮者の頃の)がむしゃら感が後退したように感じていました。
この日はそれが戻ったような印象すらありました。

開演前のロビーコンサート

ヴァイオリン:桐原宗生、野尻弥史矢
ヴィオラ:佐藤良輔

ドヴォルザーク:テルツェットハ長調Op.74~第3、第4楽章

先日の神奈川フィルのロビーコンサートもそうでしたが、10分くらいの演奏でも、三重奏曲の後半2楽章だと、小品2~3曲よりも「聴いた」感あり。
ロビーコンサートとは言え、かなり緊密なアンサンブルでの追い込みはスリリング感もありました。
良い曲ですね。
演奏が(かなり)良かったこともあると思いますけど。

20170624

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