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2017年7月 1日 (土)

藤原歌劇団「ノルマ」(2017/07/01)

2017年7月1日(土)14:00
日生劇場

藤原歌劇団
ベッリーニ:ノルマ

最初、最安席が買えなかったらスルーするつもりだった公演。
ところが発売初日に公式サイト、ぴあ、イープラスなどのネット販売は全席完売。
完売となると悔しくて…。
翌週になったら追加されたのか、公式サイトに席が出てきたので、ついつい高価な席を買ってしまったのでした。
勢いで買った私にしては高価な券、結果は大吉と出て、めでたし、めでたし。

この公演、ノルマ役のデヴィーアさん目当ての方が多いのでしょうか。
しかし、確かにデヴィーアさんの存在感は素晴らしかったものの、デヴィーアさんの“一人舞台”ではありませんでした。

まず私が素晴らしいと思ったのは、指揮のランツィッロッタさん。
牽引力、統率力で、東フィルからキビキビとしたキレのある音を引き出していました。

そして、ポリオーネ役の笛田博昭さんのハイパワーの歌唱も素晴らしい。
笛田さん、最初出てきたときは「あれれ?」と思うような歌唱だったのですが、直後のアリアになったらパワー全開で、アリアだけ力を入れるんかい?と思ったら、アリアの後もハイパワーが最後まで持続。
最初出てきたときの声は何だったんでしょう?

休憩前の三角関係のドラマティックシーンを歌った歌手は三者三様の相乗効果。
ここまでのデヴィーアさんは、声量よりも技巧と凄み…と思いましたが、休憩後はかなりパワー全開の場面もありました。
超絶技巧のスピード感はあまり感じませんでしたが(若干テンポを犠牲にした面もあるのかもしれませんが)安定感がありました。
凄みを感じる存在感と言うか、オーラと言うか。

この“一人舞台”じゃない総合力の終幕など、手に汗握りながら目頭がじーんとなりました。

ところで、初台のピットのオケ(東フィル、東響)は、評論家の先生に酷評されることがよくあります。
でも、この日の東フィルの演奏(好演!)などを聴くと、指揮者にも責任はあるのではないかとも思ったりもします。
この日のピットは私は非常に好感でした。
初台のピットではありませんが、故ゼッダさんが振ったときだって何の不満もありませんでした。
…などと、ついつい、余計なことまで考えてしまったくらい好演だったと思います。

総監督:折江忠道
指揮:フランチェスコ・ランツィッロッタ
演出:粟國淳
ノルマ:マリエッラ・デヴィーア
アダルジーザ:ラウラ・ポルヴェレッリ米谷朋子
ポリオーネ:笛田博昭
オロヴェーゾ:伊藤貴之
クロティルデ:牧野真由美
フラーヴィオ:及川尚志
合唱:藤原歌劇団合唱部、びわ湖ホール声楽アンサンブル
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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