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2017年7月15日 (土)

秋山和慶/新日フィル(2017/07/15)

2017年7月15日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:秋山和慶
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第576回定期演奏会トパーズ<トリフォニー・シリーズ>)
ピアノ:パスカル・ロジェ

イベール:寄港地
サン= サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」
サティ:グノシエンヌ第3番
(アンコール)
ショーソン:交響曲

少し前までは、秋山さんが東響以外の在京オケを振ると、カチッカチッという音になる傾向があったような気もしますが、この日のNJPも含めて、今やこういう流麗な「近年の秋山さん」の円熟の音が鳴る、鳴る。
その流麗な音色に(欧州から見て)東南の方向(=芳香)を混ぜた絶妙の音色。
秋山さんの棒のマジック!と言いたいところですが、かつてに“刻み”ではなく、流れ重視の懐の深さ。
「銘」演です。

サン=サーンスのピアノ協奏曲を弾いたパスカル・ロジェさんは、客席に強烈なエネルギーを放射すると言うよりは、聴いているうちにこちら客席側が舞台上に引き込まれてしまうような体感。
曲が終わってみればめくるめく音の体験だったという…これも名人芸ですね。

休憩後のショーソンはもう、気持ちよくって眠くなってしまいそうな(←ほめてます)魅惑の音色、音響。
最後はどこかの楽劇の救済のようにも聴こえるように曲が静かに終わると、満ち足りた気分が会場に充満。
救済されました!

近年では、時々、秋山さん、少し枯れたかな?と思うときがありますが(もちろん、気の抜けた凡演ではなく、味わい深さはありますよ)、そういう演奏会は定期演奏会ではありません。
秋山さんはやはりオケ主催の定期演奏会で聴くべき…が私の持論ですが、前月の東響定期、そしてこの日のNJP定期を聴くと、全く枯れてなんかいなません。
もちろん、東響音楽監督の頃のカミソリのような切れ味や精緻さはないですが、これが円熟というものでしょう。
1980年代頃からのファンの私は、嬉しい限りです。

ロビーコンサート

Cb:藤井将矢、菅沼希望

ボッテシーニ:グラン・デュエット第2番~第1楽章

支える側と主旋律側が交互に入れ替わる曲ですが、どちらも重低音という不思議な世界。
しかもその重低音はかなりの超絶技巧。
しかし、終わってみれば重厚な2つの音の世界に引き込まれて拍手喝采でした。

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