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2017年10月22日 (日)

ノット/東響(2017/10/22)

2017年10月22日(日)14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:ジョナサン・ノット
東京交響楽団

(名曲全集第130回)
オルガン:石丸由佳
ピアノ:児玉桃

リスト:バッハの名による前奏曲とフーガS.260(オルガン独奏)
シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ラヴェル:ボレロ

迷いましたが、やっぱり行ってみるものです。
前日の演奏が110%とすれば115%から125%は行ったのではないでしょうか。
最後のボレロはおそらく前日よりもノット監督による点火が早く、楽団員さんはもう、わっしょい、わっしょいの勢いで弾きまくりながら、顔に「おい、おい、おい」というような笑みが浮かぶほどでした。

前日、こんなに凄いパガニーニ狂詩曲の演奏は、おそらく私は、生きている間には二度と巡り会えないだろう…と前日に思ったときに、巡り会う方法がひとつあることには気がついました。
それは翌日のこの日、ミューザに行くこと。
正解でした。

そのラフマニノフは、こちらも前日の出来が素晴らしかったので110%が120%になったような僅差ですが、オケの音の切れ味はさらに増し、モダンでスタイリッシュなラフマニノフ、分厚く感傷的なラフマニノフから決別。
桃さんの多彩な音の粒々も快感でした。

前半も、前日の追体験ではありません。
オルガン独奏曲は、ミューザのオルガンに変わって音色が変化。
私は、サントリーのオルガンの音よりも好きなので、柔らかさが加わったオルガンの音で複雑にからまる音色を楽しみました。

シェーンベルクを聴く限りは、ホール音響は予想したほど演奏効果に影響していないように感じました。
もともと、サントリーホールでも、高分解能で演奏されました。
それでも、やはりミューザの方がホール音響の分解能は上だったでしょうか。
それにしても、私がかなり苦手のシェーンベルクの作品が、こんなにも耳に心地良く、文字通り「音を楽しむ」ように聞こえたのは、前夜に体験済みだったとは言え、やはり驚きを禁じ得ません。

生演奏だから細部は色々ありましたがそれは枝葉末節。
微弱音からの音がさざめくように立ち上がるところのニュアンスなど、音の磨き上げの極致。
東響の黄金時代、今後も注目せざるを得ません。

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