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2017年11月11日 (土)

上岡敏之/新日フィル(2017/11/11)

2017年11月11日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:上岡敏之
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第10回RUBY<アフタヌーンコンサート・シリーズ>)
ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ

ラフマニノフ:交響詩「死の島」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ドビュッシー:月の光
(アンコール)
シューベルト(リスト編):セレナーデ(アンコール)
レーガー:ベックリンによる4つの音詩
ワーグナー:「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲
(アンコール)

ベックリンの絵画を題材にした作品でサンドイッチにしたチャイコフスキーのピアノ協奏曲、これが手に汗握る快演。
ところどころ、まるでショパンの作品のように揺らしてアクセントをつけるピアニスト。
それに対して、ところどころ、濃厚な表情付けで揺らす指揮者。
揺らす者同志なのに、噛み合う、噛み合う。
上岡監督、何度も、ピアノの方を向いて棒を振る。
あれ?ピアノも指揮しちゃってるの?と思いましたが、よく見ると、ピアニストの手の動きを見ながら、それに合わせて棒を振っていたようにも見えました。
揺らすだけではなく、強靱なアクセントと、巻き上げ猛スピードも飛び出したのに、ピアノもオケも、ずれずにぴったりと合ったのは、上岡さんの、目でピアニストの手を見る指揮のなせる技かもしれません。
会場のブラボーは盛大!
一転して、内面に迫るようなピアニストのアンコール。
こういう時は、休憩時間のロビーの空気が明るく、熱いですね。

休憩後のレーガーは、「空間の創出」を音にして漂わせたような2曲に、「躍動感を音にしたらこうなる!」というような終曲。
オケの音の仕上がり、融合感と均質感は極上。
(これを聴いてしまうと、僅差とは言え、冒頭のラフマニノフは、さらに磨き上げの余地はあったかなぁ…という思いも少々。)

アンコールのジークフリートの葬送行進曲は、レーガーの躍動感みなぎる終曲との類似性かな?と聴いたときは思いましたが、ネット上での情報を拝見すると、「テーマは死」とのこと。

この日は1階席に高校生の団体さんも入っていたようでしたが、客席は結構埋まっていました。
無理矢理連れてこられた(失礼!)学生さんは、この演奏をどのように感じたのでしょう?
クラシック音楽って、高尚な教養などではなく、結構スリリングで面白い…と思っていただっけたのではないか?と(私は)思いました。

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