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2018年1月19日 (金)

小泉和裕/名フィル(2018/01/19)

2018年1月19日(金)18:45
日本特殊陶業市民会館フォレストホール

指揮:小泉和裕
名古屋フィルハーモニー交響楽団

(第453回定期演奏会)
ピアノ:小川典子

ベルリオーズ: 序曲「海賊」
グリーグ: ピアノ協奏曲
ストラヴィンスキー: バレエ「春の祭典」

「春の祭典」は、これまでに私が聴いた小泉さんの指揮の中で、最上の演奏だったのでは?と思いました。
(都響の皆さん、すみません!)
凄まじい演奏です。
コンマスの荒井さんは前傾姿勢の獲物を狙う目。
オケも完全に火がついちゃってる状態。

少なくとも私の座った前方の席では、この曲ではデッドなホールの音響的ハンディは無し。
音は分解能がありながら艶やかさもあり、さらには炸裂する鮮烈な切れ味のある音も交錯。
緩、急、緩、急、緩、急の、急の部分の推進力、緩の部分の急がない歌い回しも素晴らしい。
芸術文化センターが改修中なので、行くかどうか躊躇したのですが、そこはやはり定期演奏会クオリティ、素晴らしかったです。

ただ、音響はよくわかりませんでした。
あまり名古屋に行かない私にとっては初めてのホール、デッドな音響だと伺っていたので前の方の席をとりました。

1曲目のベルリオーズが始まったとたん、「うっ、なんと耳にキンキンくる音なんだろう…」と。
そう、俗に言う“ハイ上がり”の音でした。
「第1ヴァイオリンが目の前だから仕方ないか…」と思いました。

しかし、強奏曲になると、低弦の音も結構聞こえてきて、周波数特性的には聴きやすい音になりました。
ただ、ピアノの音は皇室ですねぇ…と思っていたら、第2楽章になったら、次第に潤いにある音に感じたり…。
私の耳が慣れていっただけなのでしょうか?
不思議です。

その協奏曲は、前述の通り、特に第2楽章以降に硬質感が解消して音のチャーミングさ満載でした。
オケの音も序曲で少し感じた違和感が解消され、単なる伴奏ではない協奏、強奏、競奏でフィナーレへ。

そして「春の祭典」の音響的バランスは文句ありません。

ところで、1曲めのベルリオーズの最後の方で、パンッという爆竹のような音がしたような気がしますけど私の気のせい?
約1週間前の新日フィル定期のポルカ「狩り」でも同じような音を聞きましたけど、あれは打楽器奏者が鉄砲(のレプリカ?)を正規に鳴らしたものでした。

ともあれ、出張の帰りに寄り道して聴いた演奏会、アタリでした。

ロビー・コンサート

ヴァイオリン:矢口 十詩子、井上絹代
ヴィオラ:石橋 直子
チェロ:幸田 有哉
コントラバス:古橋 由基夫
クラリネット:井上 京

名フィルの中で一番歴史のあるアンサンブルとのことです。
「ウィーンでは私たち名フィルよりも少しだけ上手いオケが…」と冗談をおっしゃっていましたが、このアンサンブルだって、ウィーン・リング・アンサンブルに結構迫っているのでは?とすら思ったりしました。

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