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2018年5月13日 (日)

パーヴォ・ヤルヴィ/N響(2018/05/13)

2018年5月13日(日)15:00
NHKホール

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
NHK交響楽団

(第1885回定期公演Aプログラム)
ヴァイオリン:クリスティアン・テツラフ

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番~アンダンテ
(アンコール)
シベリウス:交響詩「4つの伝説」

とうとう、NHKホールにこういう音が鳴ってしまったか…と言ったら大げさですが、かなりピリオド寄りの演奏。
ノリントンさんが客演していた頃もピリオド寄りの演奏はありましたが、パーヴォさんの鳴らす音は、あれとは結構違います。
何と言うか、素朴系とでも言うか…。

テツラフさんの独奏とオケの音は、どちらかと言うと同質系で、見事なまでに寄り添います。
ガラス細工のような繊細さの印象が強い演奏でしたが、ここぞという所で太筆でアグレッシブに弾きます。
第1楽章のティンパニが寄り添って演奏されたカデンツァや、第3楽章の最後などは、手に汗握る演奏。
これを体験できただけでも、雨の中、足を運んだ甲斐がありました…ともう終わったような気分の休憩時間。
しかし、後半も凄かった。

「繊細な音の織りなす」「ここぞという所でアグレッシブな」と、文字にすると、なんと前半のベートーヴェンと似たような文字の羅列になってしまします。
しかし、鳴っている音は相当に違います。
音楽の前で言葉の無力さを悟るしかありません。
時代を経てスケールアップされた音楽様式と管弦楽法によって、パーヴォさんが引き出す音は、基本的に同じ方向のアプローチでも、鳴る音はこのようになるということでしょう。

「トゥオネラの白鳥」が本来の位置におさまると…を通り越して、やはりこの曲は4曲からなる連続ドラマだ…というのを音にしてみせた演奏です。
第2曲以降はほとんど間合いをおかずの一気呵成。
さほど有名ではない曲ですが、NHKホールは沸きに沸きました。

20180513n1

20180513n2

20180513n3

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