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2019年6月の9件の記事

2019年6月30日 (日)

香港→羽田(2019/06/28)

朝6時にホテルをチェックアウトし、空港へ向かいます。
ホテルは地下鉄の尖沙咀駅のすぐ近く。
九龍駅までシャトルバスで行くことも考えましたが、急がば回れ、地下鉄でいったん香港島へ出て、香港駅からエアポートエクスプレスに乗ることにしました。
地下鉄の中環駅から香港駅までは延々と地下道を歩いて10分くらい。
動く歩道はあるので、京葉線の東京駅へ向かうのと似た体感。
地上を歩くよりは、空調の効いた地下を歩く方が楽です。

エアポートエクスプレスに乗ってしまえば、30分もかからずに、香港空港へ到着。
ホテルを出てから約1時間でした
同じフロアでチェックインカウンターまで行けて便利です。
ANAのチェックイン開始が出発2時間30分前の7時10分。
少し待ってすぐにチェックインできました。

手荷物検査の後の出国審査は、到着時にe-channelに登録したので自動化ゲートで通過。
ユナイテッド航空のラウンジに入って朝食を食べました。
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機内食のためにお腹をすかせて置こうかとも思ったのですが、食べておいて正解でした。
9時10分に搭乗開始。
飛行機のドアが閉まり、モニタ画面には飛行機をバックさせるための車両が装着されるカメラ映像も映りましたが…。
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しばらくそのまま待った後、「油圧系統の異常でメンテナンス中」のアナウンスの後、キャビンアテンダントさんが飲み物を機内に配り…。
まあ、上空で異常が発生してどこかの空港へ緊急着陸するよりはマシですかね。

2時間くらい機内に座って待たされた後、「荷物を持って降りて、搭乗口でお待ちください」のアナウンス。
降りた後、160香港ドルのミールクーポンが配られ、「12時45分に新しい出発時刻の案内をするので、戻ってきてください」とのこと。
結局、正午頃に、空港内のお店で、想定外の食事をとることになりました。

あまり食欲もなかったのですが、とりあえず食べました。
ファーストフードみたいなところだったので、160香港ドル分は食べていません(そんなに食べられません)。
当然、お釣りは出ませんが、無料でいただいたものですので、どうでもいいです。
(近くのマレーシア料理のお店に目が行きましたが、さすがに自重しました!)
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食事をとって搭乗口に戻ると、なんとアナウンスは、さらに遅れて「次の案内は16時」とのこと。
「準備ができたら再度ミールクーポンをお配りいたします」って。
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ミールクーポンはもういい(そんなに食べられない)から、再度ラウンジへでも行きますかね…と思いつつ、でも、受け取るだけ受け取ろうかと思って待っていたら、何人かの名前がアナウンスで呼ばれ、私の名前も呼ばれました。
14時45分発の羽田行きの便に振り替えてくれるそうです。
預け入れた手荷物も、積み替えてくれるとのこと。
私は前の年に珍しく出張が多く、かつオーストラリアへの旅行にも行ったので、ANAのプラチナ・ステータスをいただいたので、そのためと思われます。

その振り替え手続きで並んでいるときにお話しをした日本人の方(その方もプラチナ・ステータス)と話が盛り上がってしまい、ラウンジに行ってお話をしたりして、搭乗までを楽しく過ごさせていただきました。
羽田でそのままお別れしてしまいましたが、連絡先を交換しておけば良かったかと、後になって思いました。
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結局、当初は15時に成田空港に着くはずが、20時30分に羽田空港に着くという遅延。
それでも、当初私が乗る予定だったの飛行機は、17時過ぎに香港空港を出発したようなので、2時間でも早く帰ってこれて、良かったです。
最初からこの14時45分発の便にしておけば、早起きしてホテルを朝6時にチェックアウトしなくても良かったのに、という思いもいたしました。

さすがに翌日の仕事は疲れて眠かったです。
でも、良い経験をさせていただきました。
本来の目的のヴァンスカさんの指揮も、期待通り、いや、期待以上だったし、香港まで聴きに行く決心をした数ヶ月前の自分をほめてやりたいです。

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2019年6月29日 (土)

ヴァンスカ/香港フィル(2019/06/29)

2019年6月29日(土)20:00
香港文化中心

指揮:オスモ・ヴァンスカ
香港フィルハーモニー管弦楽団
クラリネット:カリ・クリーック

シベリウス:フィンランディア
リンドバーグ:クラリネット協奏曲
シベリウス:交響曲第2番

范斯克、香港管弦樂團、2日目。

シベリウスの交響曲第2は、前日の演奏で十分に満足していたのですが、この2日目の演奏は、「昨日は公開ゲネプロだったのかな?」というくらいの素晴らしさ!!
ヴァンスカ様、たっぷり歌わせるところまで気合い入れまくりで、オケを半狂乱にさせる。
弦楽器1列目の奏者、特に私の席から良く見えたチェロの女性奏者の方の表情や身体の揺れ具合は、もう完全に、ヴァンスカ様にマインドコントロールされている状態。
私は、客席で、もう、演奏中に目がうるうるしてしまい、感激、興奮、感謝。
やっぱり生演奏のヴァンスカ様は凄い。
しかも、2日連続にもかかわらず、結構印象が違います。

冒頭のフィンランディアも、前日の演奏(あれ?香港フィルって、こんなもん?と思いました)とは雲泥の差のパワーアップ。
爆演一歩手前の煽りで興奮ものでした。
ヴァンスカさんなら、さらにもう少し磨き抜かれた音色にできると思いますが、オケからすれば、難曲の協奏曲と大曲の交響曲を控えていたから仕方ないのかな。
それでもパワーアップが確認できて良かったです。

リンドバーグの複雑極まりない協奏曲も、2日目でオケもこなれてきて素晴らしい。
クラリネットの音色がこれだけ多様、多彩、多色とは…。
これだけ音のパレットがあるから、シンセサイザーなど要りませんね。
クラリネット1本でこれですから、オーケストラ位の楽器があれば、音のパレットは組み合わせも含めて無限になるようなものです。
前日と同様に、充足感すら感じる終結で、この日も会場も大喝采。
ソリスト・アンコールは、たぶん同じ曲で、演奏終了後は前日は控えめだったのが、ステージ上で拍手に応えてポーズをとり、パントマイムと言って良いくらいの動きで、会場とスケージ上のオケの皆さん微笑、爆笑をさそいました。

香港文化中心のコンサートホールは、200人規模にもかかわらず、こじんまりとした印象。日生劇場よりも狭いのでは?と錯覚しそう。
ステージを客席が取り囲んでいるのに加えて、おそらく、1階席に“雨宿り”席が多いのかもしれません。

私は2階席の舞台サイドの席を事前にネットで購入。
国際郵便で出発前に受け取りました。
昨日は右側(いわゆるRA)に座りましたが、この日の2日目は左側(いわゆるLA)に座りました。
ヴァンスカ様を間近に見られて感激でした。

この2日目の演奏が本当に素晴らしかったので、お酒に酔ったかのような気分で会場を後にしました。
以前は、読響の演奏会で経験できた体感を、本当に久しぶりに味わいました。
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香港2日目(2019/06/30)

   2泊3日なので、実質、観光はこの日だけです。
ただし、夜のコンサートに備えて、体力を消耗しないように、あちこち歩き回るのはしないことにしていました。
そこで、地下鉄で香港島へ行き、トラムに乗って西側半分を往復しました。
当初は、東側も往復しようかと思っていたのですが、例のデモがどうなっているかわからなかったので西側だけにしておきました。
トラムは各駅停車で、スピードもさほど速くはなく、座ってのんびり街を眺められてよかったと思います。
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トラムは後ろから乗って前から降ります。
運賃は均一料金で、降りるときに払います。
オクトパスカードが使えました。
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1階席でもいいのですが、どうせなら2階に…というわけで、乗車してすぐ、かなり急な階段を上がって2階に座りました。
冷房はありませんが、結構風が入ってきて、暑くは感じませんでした。
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往路は途中から乗ったので空いていた席は少なく、最後方に座りましたが、復路は始発なので2階の最前列に座りました。
すっかりお上りさん状態です。
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トラムを満喫し、香港島から地下鉄で戻ってきて、ちょうどお昼ごろでお腹がすきましたが、その前にのどが渇いたので、タピオカミルクティーを買ってホテルに戻りました。
おいしかった!
なんでみんな、タピオカミルクティーを騒ぐのか、やっとわかりました。
それなりにボリュームがあり、糖分もあり、飲んだら「昼食はまだいいや」というお腹の状態になったので、先にマッサージに行き、食事はまた16:00くらいになりました。
夜のコンサートを考えると結果オーライです。
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マッサージは事前のネット上の情報収集で、2~3店舗に絞り込み、その中から、ちょっと観光客向けっぽくて(片言の日本語が通じる)値段も周囲の店より高めだけど、施術師の腕は良い、というお店に行きました。
お店に入ったら、土曜日の14:00頃なのに、誰もお客さんが居ない。
一瞬、選択を間違えたかと思いましたが、途中からそれなりにお客さんが入ってきて一安心。
奨められるままに、長めの時間のコースを選択。
事前に決めていた通りで、お店の人からは「日本人のカモが来た」と思われたかもしれませんが、私は自分からネギを背負って行ったつもりです。
確かに、施術師の肩の腕は良かったです。
お値段は高めでしたけど、数少ない機会なので、失敗はしたくなかったので、正解でした。
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その後、前日と同じフードコートへ。
香港に来てまでシンガポール料理を食べなくても良いのでは?を2日連続でやってしまいました。
全く同じ店で、この日はラクサ。
フィッシュボール、豚肉、鶏肉のトッピング、スープもおいしくて完食しました。
フードコート内には飲茶のようなメニューのお店もあったのですが、ラクサに軍配が上がってしまいました。
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前日同様、ホテルへ帰って少し休んで、19:00過ぎに会場へ向かいました。
終演後も同様で、セブンイレブンで買ったサンドイッチで軽めの夜食でした。

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2019年6月28日 (金)

ヴァンスカ/香港フィル(2019/06/28)

2019年6月28日(金)20:00
香港文化中心

指揮:オスモ・ヴァンスカ
香港フィルハーモニー管弦楽団
クラリネット:カリ・クリーック

シベリウス:フィンランディア
リンドバーグ:クラリネット協奏曲
シベリウス:交響曲第2番

また、間に、こんな曲をはさんじゃって…と思っていたリンドバーグの協奏曲が、とんでもない名演でした。
超絶技巧を散りばめた独奏クラリネット、それを全身で吹きまくるようなクリーックさん。
超絶技巧はクラリネットだけでなく、おそらくオーケストラも。
ヴァンスカさんは他の曲の指揮とは違って、指揮をしている間、ほとんど楽譜を目で追っています。
もっとも、手の動きはしなやかで、拍子を刻んでるだけの指揮ではありません。
相当にリハーサルで仕上げたとみえて、この超絶技巧満載のオケが、分離せず、調和感を持って鳴り響く。
独奏も、オケも、曲が進むにつれて音に熱を帯びるかのよう。
最後は充足感すら感じる終結、会場も大喝采でした。

ソリスト・アンコールでは、どなたの編曲か存じ上げませんが、きよしこの夜のメロディーを、微弱音中心、ときどき突拍子の無い音で吹き、会場を微笑にさそいました。

で、あおりをくったのがフィンランディア?
ヴァンスカ様だから、気合いの入った指揮で、豪快な音が鳴りましたが、協奏曲や交響曲を聴けば、もっと磨き上げた音に出来たのでは?という思いも少々。
この思いは、2月のソウル・フィルでも、似たような印象があって、序曲~協奏曲~交響曲の序曲は、こんなものなのかな。
決して凡演ではありませんが…。

…と言うことは、交響曲は当然、素晴らしかったわけで、オケも、リンドバーグの難曲を乗り切った解放感からか、冒頭から艶やかな音色で鳴りまくり。
ヴァンスカさんの指揮は、基本、煽りなんですけれど、粗雑な爆演にせず、調和感とスケール感のある音を実現した上での煽りです。
聴き手はその、急流だったり、雄大なる大河の流れだったりの音に飲み込まれて、もう身をまかせるしかない幸せな拘束感。

ああ、やっぱり、生演奏のヴァンスカ様は素晴らしいです。

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香港1日目(2019/06/28)

香港空港の入国審査は、それなりに並んでいましたが列が進むのは結構早く(某東南アジアの国だと、入国審査官がとろくて??)、体感的にはスムーズに感じました。
入国審査通過後、e-channelという自動化ゲートの登録をしましたが、その登録オフィスもさほど混んでいなくて、すぐに登録が完了しました。

空港で両替するのはレートが今ひとつとは聞いていましたが、まったく現金を持たずに香港市内に移動するのも心許ないので、両替してしまいました。
手持ちの米ドル、台湾ドルがあったので、それを香港ドルへ両替。
帰国後に外貨を日本円に戻すよりも、他の国に行ったときに両替した方が良いと考え、最近はこういう運用をしております。

自動販売機でオクトパスカードというICカードを購入。
この自動販売機はクレジットカードが使えました。

香港空港から市内へはエアポート・エクスプレスに乗りました。
値段が高めかもしれませんが、高速走行で30分かからずに九龍駅へ到着するのは快適です。
ただ、九龍駅からホテルまでは、それなりに時間がかかります。
エアポート・エクスプレス利用者は無料シャトルバスに乗ることができ、ホテルまで行けますが、そのバスは15分間隔くらい。
私が乗ったときは、市内の道路も、結構渋滞していました。
さらには、小型のバスは満員で、スーツケース置き場はありますが、山積み状態でした。
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ともあれ、15時頃にはホテルにチェックインでき、ほっとしました。

夕方になってお腹がすいてきたので、食事をしようと街中に外出しました。
事前にグーグルマップで調べていたお店を2軒くらお外からのぞいてみましたが、食指が動かず、結局フードコートへ。
そこでも、いまひとつ食指が動かず、最後に「これ食べたい!」と思ったのがシンガポール料理のハイナン・チキンライス。
香港に来たのにシンガポール料理を食べるなんて…ですが、好きなものは仕方がない。
そして、おいしかったです。
結局、このお店は、次の日も行ってしまいました。
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一度ホテルに戻って休憩してから、19時過ぎにホールへ向かいました。
ホテルは地下鉄の尖沙咀駅のすぐ近く。
香港文化中心までは徒歩で10分くらいですが、尖沙咀駅構内から地下道がのびていて、地上を歩かずに行けました。

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成田→香港(2019/06/28)

休暇を1日とって、成田発9:50のANAで香港へ。
空港には2時間前に着くのが原則なので、家を出るのは6:00頃でした。

事前WEBチェックイン済みでホームプリント搭乗券、預け入れ手荷物なし、つまり、チェックインカウンターに寄らなくて良く、優先手荷物検査場を通る権利があって、出国審査は指紋認証ゲート登録済み…ということは、2時間前じゃなくても大丈夫かもしれませんが、あいにく、私が成田空港へ向かう総武快速線の、成田エクスプレスではない快速は、1時間に1本程度しかありません。
成田空港駅着は7:34でした。
優先でないルートでもさほど混んでいなくて、あっという間に制限エリアへ出てしまいました。

そう言えば、オフシーズンなのか、航空券もずいぶん安かったです。
国内線で羽田~那覇を特割運賃で往復するよりも安いくらい。

それはさておき、当然、機内食が出るのでどうしようかと思いましたが、朝食は食べていなかったので、ラウンジでやっぱり食べてしまいました。
搭乗口に一番近いのはユナイテッド航空のラウンジでした。
安いビジネスホテルの朝食バイキングみたいな料理ですが、少しずつとっても、それなりの量になるので、つい食べてしまいました。
少しにしておこうと思ったのですが…。

で、飛行機が離陸し、水平飛行になって、飲み物のサービスの後に機内食を食べたのが、午前11時頃(香港時間の午前10時頃)。
あまりお腹が空いていなくて、なんとか完食できた感じです。

でも、結果的に、香港に着いてから、夕方16時頃にお腹が空いて、20時開演のコンサートの前に食事ができ、しかも開演直前の直食事と違って、コンサート中眠くならないという、結果オーライのタイミングでした。

22時頃のコンサー終了後は、ホテルに戻って、セブンイレブンで買ったサンドイッチを軽く食べて済ませられました。

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2019年6月15日 (土)

スダーン/東響(2019/06/15)

2019年06月15日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団
(第671回定期演奏会)
ピアノ:菊池洋子

シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲

良かった、スダーン前監督、枯れてなどいませんでした。
マンフレッド交響曲は、私は苦手曲ですが、凄まじい音圧と感情のうねりに圧倒されました。
同時に、なぜ苦手曲なのかもよくわかりました。
常にハイテンションの曲だからでした。
それを名演奏で教えてくれた前監督に感謝したいと思います。
感謝しつつ、感動、感激しました。
次にこの曲を聴くのはずっと先で構いませんけど。

…と、後半で「良かった、枯れていなかった」と思ったのは、前半の印象がいまひとつ、もやもやしていたからです。

まずは序曲ですが、スッキリ系の音色はスダーン前監督の音であるにせよ、かつて聴かれた、あうんの呼吸とはちょっと違う。
普通のレベルではあるけれども、かつてのあうんの呼吸と比べれば、微妙に「噛み合わない」感も。
もっとも、コンサートマスターがゲストの郷古廉さんだったためかもしれません…と言ったら、バリバリのソリストである郷古さんに失礼かな。

協奏曲は、アグレッシブなピアノと言ったら言い過ぎですかね?
全てとは言いいませんが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を聴いているかと錯覚するような場面が何度かありました。
特に第1楽章で、ですかね。
あ、この曲には、こういう側面もあるのねと、ちょっと目から鱗だったり、後半のチャイコフスキーへの橋渡しにピッタリと思ったり。
もっとも、第2、第3楽章は、そのような印象は後退して、チャーミングで繊細なシューマンにの側面が前面に出ました。
オケの音は序曲よりはしっとり系に寄りました。
後半の高らかに咆哮する音色も含めると、スダーン前監督、決して音色のパレットが少ないわけではございませんでした。

かつて日常的に聴いていた前監督の音は、過ぎ去りし日の思い出の、1年に1回の再会になりつつありますが、最後は盛大に盛り上がった「お帰りなさい」の会となりました。

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2019年6月 9日 (日)

パーヴォ・ヤルヴィ/N響(2019/06/09)

2019年6月9日(日)15:00
NHKホール

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
NHK交響楽団
(第1915回定期公演Aプログラム)
バリトン:マティアス・ゲルネ

マーラー:こどもの不思議な角笛
ニールセン:交響曲第2番「4つの気質」

N響の、カラフルではないけど多彩さを内包したサウンドのクォリティに舌を巻いた演奏会でした。

マーラーの「こどもの不思議な角笛」は、暗譜で身振りを交えて歌うゲルネさんはもちろんのこと、バックのオケがうまいのなんの。
おそらく声とのバランスで音量を上げていないと拝察しましたが、それなのに、絶妙の音色や魅惑的な表情で耳が釘付けになりました。
あるときはオペラのよう、あるときは交響曲のような(マーラーの交響曲に転用されたりしているので当然?)、こんなに凄い作品だったんですね、という歌曲集でした。

後半のニールセンは、スッキリ爽快。
音が本当に爽快に鳴る鳴る鳴る。
第2楽章などの微弱な音の出だしもきれいに処理され、不用意な音や無駄な響きの濁りは皆無。
北欧系の音楽は本場ではどう鳴るのかは存じあげませんが、普遍的音響として奏でた演奏だったでしょうか。

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2019年6月 1日 (土)

ヘレヴェッヘ/新日フィル(2019/06/01)

2019年6月1日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:フィリップ・ヘレヴェッヘ
新日本フィルハーモニー交響楽団
(第606回定期演奏会 トパーズ<トリフォニー・シリーズ>)
ピアノ:仲道 郁代

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
シューマン:ピアノ協奏曲
シューマン:子供の情景~トロイメライ(アンコール)
シューマン:交響曲第2番

水を得た魚のよう…だったのは、オケの方か、指揮者の方か…。
もっとも、終演後の崔コンマスのツィートを拝見すると、リハーサルはかなりハードだったようですが…。

歯切れが良いのに重量感のあるサウンドは本当に心地良い。
前半はあまりエッジを立てている印象はありませんし、後半もずっとエッジを立てている印象はありませんでしたが、乱暴に言えば(どちらかと言えば)、前半はモダン寄り、後半はピリオド寄りだったかもしれません。
協奏曲は、仲道さんの中音域が綺麗なピアノの音との相性も良好のオケの音でした。。

特に、シューマンの交響曲第2番は、この曲の複雑極まりない部分も、団子状態(失礼)の響きとな部分も、ありのままにさらけ出した快演。
よって、スケルトンに感じる部分とマッチョに感じる部分も交錯しますが、それは曲の本質をついたものなのかもしれません。

指揮とオケの相性はかなり良いものと拝察しました。
ピリオド寄りの指揮者が新日本フィルに来演するときは、どうしてもブリュッヘンさんを思い出してしまいます。
もちろん、ブリュッヘンさんのときの音とヘレベッへさんの音はかなり違います。
そして、新日本フィルがブリュッヘンの薫陶を受けた…というのはもう既に過去のことになってしまっています。
でも、オケには財産として残っているでしょう。

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