« パーヴォ・ヤルヴィ/N響(2019/06/09) | トップページ | 成田→香港(2019/06/28) »

2019年6月15日 (土)

スダーン/東響(2019/06/15)

2019年06月15日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団
(第671回定期演奏会)
ピアノ:菊池洋子

シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲

良かった、スダーン前監督、枯れてなどいませんでした。
マンフレッド交響曲は、私は苦手曲ですが、凄まじい音圧と感情のうねりに圧倒されました。
同時に、なぜ苦手曲なのかもよくわかりました。
常にハイテンションの曲だからでした。
それを名演奏で教えてくれた前監督に感謝したいと思います。
感謝しつつ、感動、感激しました。
次にこの曲を聴くのはずっと先で構いませんけど。

…と、後半で「良かった、枯れていなかった」と思ったのは、前半の印象がいまひとつ、もやもやしていたからです。

まずは序曲ですが、スッキリ系の音色はスダーン前監督の音であるにせよ、かつて聴かれた、あうんの呼吸とはちょっと違う。
普通のレベルではあるけれども、かつてのあうんの呼吸と比べれば、微妙に「噛み合わない」感も。
もっとも、コンサートマスターがゲストの郷古廉さんだったためかもしれません…と言ったら、バリバリのソリストである郷古さんに失礼かな。

協奏曲は、アグレッシブなピアノと言ったら言い過ぎですかね?
全てとは言いいませんが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を聴いているかと錯覚するような場面が何度かありました。
特に第1楽章で、ですかね。
あ、この曲には、こういう側面もあるのねと、ちょっと目から鱗だったり、後半のチャイコフスキーへの橋渡しにピッタリと思ったり。
もっとも、第2、第3楽章は、そのような印象は後退して、チャーミングで繊細なシューマンにの側面が前面に出ました。
オケの音は序曲よりはしっとり系に寄りました。
後半の高らかに咆哮する音色も含めると、スダーン前監督、決して音色のパレットが少ないわけではございませんでした。

かつて日常的に聴いていた前監督の音は、過ぎ去りし日の思い出の、1年に1回の再会になりつつありますが、最後は盛大に盛り上がった「お帰りなさい」の会となりました。

201906151

201906152

201906153

|

« パーヴォ・ヤルヴィ/N響(2019/06/09) | トップページ | 成田→香港(2019/06/28) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« パーヴォ・ヤルヴィ/N響(2019/06/09) | トップページ | 成田→香港(2019/06/28) »