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2019年6月28日 (金)

ヴァンスカ/香港フィル(2019/06/28)

2019年6月28日(金)20:00
香港文化中心

指揮:オスモ・ヴァンスカ
香港フィルハーモニー管弦楽団
クラリネット:カリ・クリーック

シベリウス:フィンランディア
リンドバーグ:クラリネット協奏曲
シベリウス:交響曲第2番

また、間に、こんな曲をはさんじゃって…と思っていたリンドバーグの協奏曲が、とんでもない名演でした。
超絶技巧を散りばめた独奏クラリネット、それを全身で吹きまくるようなクリーックさん。
超絶技巧はクラリネットだけでなく、おそらくオーケストラも。
ヴァンスカさんは他の曲の指揮とは違って、指揮をしている間、ほとんど楽譜を目で追っています。
もっとも、手の動きはしなやかで、拍子を刻んでるだけの指揮ではありません。
相当にリハーサルで仕上げたとみえて、この超絶技巧満載のオケが、分離せず、調和感を持って鳴り響く。
独奏も、オケも、曲が進むにつれて音に熱を帯びるかのよう。
最後は充足感すら感じる終結、会場も大喝采でした。

ソリスト・アンコールでは、どなたの編曲か存じ上げませんが、きよしこの夜のメロディーを、微弱音中心、ときどき突拍子の無い音で吹き、会場を微笑にさそいました。

で、あおりをくったのがフィンランディア?
ヴァンスカ様だから、気合いの入った指揮で、豪快な音が鳴りましたが、協奏曲や交響曲を聴けば、もっと磨き上げた音に出来たのでは?という思いも少々。
この思いは、2月のソウル・フィルでも、似たような印象があって、序曲~協奏曲~交響曲の序曲は、こんなものなのかな。
決して凡演ではありませんが…。

…と言うことは、交響曲は当然、素晴らしかったわけで、オケも、リンドバーグの難曲を乗り切った解放感からか、冒頭から艶やかな音色で鳴りまくり。
ヴァンスカさんの指揮は、基本、煽りなんですけれど、粗雑な爆演にせず、調和感とスケール感のある音を実現した上での煽りです。
聴き手はその、急流だったり、雄大なる大河の流れだったりの音に飲み込まれて、もう身をまかせるしかない幸せな拘束感。

ああ、やっぱり、生演奏のヴァンスカ様は素晴らしいです。

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