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2019年7月13日 (土)

ヴェネツィ/新日本フィル(2019/07/13)

2019年7月13日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:ベアトリーチェ・ヴェネツィ
新日本フィルハーモニー交響楽団
(第24回ルビー アフタヌーン・コンサート・シリーズ)
ハープ:吉野直子
メゾ・ソプラノ:池田香織

ニーノ・ロータ:組曲「道」より抜粋
ヒナステラ:ハープ協奏曲
アッセルマン:泉(アンコール)
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」全曲
プッチーニ:歌劇「妖精ヴィッリ」間奏曲(アンコール)

連続券で買っていたから行きましたが(すみません)、日頃の私ならノーマークの演奏会だったことでしょう。
よって、斜に構えて「お手並み拝見」という感じで席につきましたが(すみません)、とんでもない、驚異的と言って良い演奏に度肝を抜かれました。

ただ、「会場も大半がそんな感じ(お手並み拝見)だったのでは?」とも思いました。
終演後の熱狂的な拍手とブラボー。

そう、特に後半の「三角帽子」です。
オケを南欧の陽光を想起させるカラフルサウンドに染め、瞬発力のある炸裂するリズムを刻みながら粗雑にならない音の処理をしてみせた指揮者の力量に脱帽です。
それを音にした新日本フィルもさすが。
これは凄い、驚きました。

池田香織さんは、1回目は舞台上手(右側)後方での歌唱。
2回目は舞台裏、下手(左側)の扉を開けての歌唱。
ただ、私の席は上手側バルコニーで、舞台上手(右側)後方での歌唱では、直接音はあまり来ない位置での鑑賞となったため、音像が定まらない印象。
逆に、音像をぼかす効果のはずの舞台裏、下手(左側)の扉を開けての歌唱は、上手側バルコニーには音が比較的直線的に届くという…。
池田さんの歌唱のことではなく、ホール音響的なことに感心が行ってしまいましたが、どこで歌うかの決定権は指揮者にあるはず。
まあ、1階席中央の聴衆を想定しての音響設計だったのでしょう。
これだけは、「久しぶりに池田さんの歌唱を聴ける」と思っていたので、ちょっと残念でした。

前半は、ニーノ・ロータの曲で始まりました。
スカッと爽快系の音ですが、やっぱり軽めの曲なのかな。
ヒナステラと比べると、そして後半のファリャと比べると、音の深みが違う感じがしました。

ヒナステラでの吉野さんの音は、もう人間国宝ものの老大家の至芸の域に達してしまったかのような絶妙さです。
ハープの音が、単に美しいだけでなく、こんなに深みがあるとは…。

池田さんをちょい役で起用するという贅沢、吉野さんを呼ぶ贅沢、結構な贅沢な人選と思いますが、指揮者も代役なのにわざわざ海外から招聘だけのことはあったのかもしれません。
ヴェネツィさん、斜に構えて足を運んですみませんでした。

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